愛され家政婦の日常〜アノトキ編〜 (ページ46)

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hr『そいつの手、取る資格ないなら俺と付き合ったらいいやん。俺はAが俺と付き合う資格があるとか無いとか気にならん。』

納得いかん。何言うても俺の手取る気が無いなら…ドキッとしたとか嬉しかったとか…嬉しくなること言わんでよ…。誰も傷つかんで欲しいもん手に入るわけ無いんやから…。
俺らみんな…他の奴ら傷つけたくてAを好きになったんやないよ。

hr『Aが誰かを選ぶことで他の誰かを傷つけることがあるんやったらそれ全部丸ごと引き受けるべきやろ？その覚悟が無いんやったらそれこそ…『彼女になりたい』なんて言う資格ないと思うわ。そんなん逃げとるだけやん。』

そう言うたらAは黙って下向いて考え込んでしもた。

A『ハルトくん…ごめんなさい。ハルトくんの言うとおりだね。覚悟がなかったのに返事するなんて…思い上がりも良いところだし、好きになってくれた人たちにもすごく失礼だった。』

涙をこらえて俺の目を見て謝るから…堪らんくなる。何でこんな時でもそんなに可愛いん？

hr『ごめん言い過ぎた…ごめん。』

堪らずAを抱きしめる。

A『謝らないで、私ハルトくんにすごく失礼な事したのに、、、そんな…慰めるように抱きしめたりしないで。』

相変わらずな鈍感女やな。好きやから抱き締めてんのに伝わらん？

A『…ごめんなさい。
どうしてもハルトくんの手を取れなくて…こんなに好きって伝えてくれるのに…』

こう言ってくれるAに…望みゼロや無かったんやないかな…って欲が出る。どうしてもダメなん？俺といたら楽しいのになぁ。めっちゃ優しくすんのになぁ……
どうしたってまっしーなんやろな…

ルトや…もうひと頑張り…踏ん張らんね。

hr『俺、一世一代の告白断わられてめっちゃショック受けとるけんね…俺のためにAがすること分かっとる？言うてみ。言い難くてもちゃんと俺の目見て言うてみて。』

そう言うたらAは俺の目を見て…
『覚悟を…決める。全部引き受ける覚悟…それで…』

hr『それで？……まっしーに？』

A『あっ//マ、マシホさんに…す…好きって伝える…』

hr『自分で言うたことやけど直接聞いたらショック！うぅっ…心臓痛い……』

俺の心臓潰れたんと違う？俺生きとる？
『あっ、ごめんなさい！どうしよう…』そう慌てるAを見て…やっぱ連れて帰りたいな…