42イェダム(138,139) ページ42
次の乗り物も僕が乗れない絶叫系で一人乗り場で撮影をしてから、30分抜ける許可をもらってヌナの元へ向かう。
yd「ヌナ、僕の撮影終わった♪散歩行こう！」
ヌナと二人…園内を手を繋いで歩く。この時間が続けばいいのに…でも確認しなきゃならない。
yd「ねぇヌナ…ルトとマシホヒョンと手繋いでたね…二人に告白されたの？」
A「え…うん…」
やっぱり…はぁ〜…聞くのが怖い、でも聞かなきゃ。
yd「…そうなんだ。もうヌナの中では…答え出てるの？」
A「……うん」
yd「それって…どちらかを選んだってこと？」
そう聞くとヌナは迷いながらも小さく頷いた。
……そっか…答え出てるのか…
A「イェダミ？」
yd「ずっと伝えてきてたけど…僕もヌナが大好きだよ。僕も二人と同じ場所に立ってるつもりだったのに…僕の「好き」はやっぱり本気にされなかった？」
ハハ…泣いちゃいそうだよ…あんなに伝えてきたのに…
ヌナが言ってくれた…優しいイェダミって。そういう僕でいるのはヌナだからだよ、大好きなヌナの前だからだよ！って伝えたのに…
分かるよって言うから伝わったと思ってたのにな…もっと好き以外の言葉も伝えるべきだったんだ…。
二の句が継げないままヌナの手を取ってゆっくり歩く…ヌナも何も話さない…小さな身体()を抱きしめる。
ヌナに恋してるよ。どうしてそう伝える勇気が出せなかったんだろ。大好き…大好きだった…
A「イェダミ…今まで気が付かなくて、優しいイェダミに当前のように甘えていてごめんなさい。」
涙を流してそう言うヌナを見てどうしたって味方になりたくなるんだ。
yd「好きな人に好きって伝えて良いんだよ。ちゃんと伝えなきゃ僕みたいに後悔するよ…」
そう伝えると「どうしてイェダミはそんなに優しいの？」って聞くから本音を言うよ。
優しくしたいのも本当。でも今は腹いせと悪あがき…さっきヌナと手を繋いでた顔が二つこっちを睨んでるから、ヌナと仲良しですよってとこ見せてるの。
yd「ヌナ、俺たちこれからも仲良しだよね？」
そう言うとこんなダメなヌナでも仲良くしてくれるの？って。ダメじゃないけど、ダメなヌナでも仲良くしたいよ。涙目で笑い合って、今度はお互いに腕を広げてギュっとお互いを抱きしめた。
でもちょっとだけ…鈍すぎるヌナのせいだよ！たまに往生際が悪くても許してね。
それが今…ヌナの頬にキスをする。少し唇に…触れた？許してくれるよね？
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作者名：tumetume | 作成日時：2021年12月19日 14時
