愛され家政婦の日常〜アノトキ編〜 (ページ39)

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39ジュンギュ(132) ページ39

jk「話…終わらせるの？」

僕の思いから目を逸らされているようで腹がたった。少し顔をしかめてAを睨む。
そしてAの返事を待つ。

jk「僕も弟？」

A「ジュンギュは可愛い人だよ。でも弟じゃない…かな。」

えっ…じゃあ…意識してくれてる？

A「大好きな友達だよ。…ここに来て初めての友達だよ。だから友達として…大好きだよ。」

…なんだ…やっぱり友達か…

jk「僕…本当は友達より特別になりたい。
Aが好きだよ…」

思い切って伝えるとAは自分の態度は僕を傷つけていたよね？って、ごめんなさい。って言う。

jk「ううん。僕もちゃんと言えなかったから…恥ずかしくて誤魔化しちゃうから。」

A「ジュンギュの気持ち嬉しいけど、私はジュンギュと友達でいたい…です。ごめんなさい。」

jk「……うん…。」

ハハ…速攻で撃沈。
Aってこういう時容赦ないんだな…もっと断れなくて流されちゃう子だって思ってたのに。
好き好きってたくさん言えば、うまく…僕の方を向いてくれるんじゃないかなって…。失礼だけどそんな風に思っちゃってた。

僕の好きとAの好きは違うって分かってた…。だから決定打を打たなかった。だって二人の仲が変わってしまいそうだったもん…。もう一緒に遊んだりサランヘって伝えたりギュッって抱き締めたり…そういう事も出来なくなりそうだったから。

今日のこのことでも、今後の僕達の関係は変わっちゃう？そんなの嫌だよ。
今度はさっきよりももっと強い力でAをギューッと抱きしめる。

jk「A……好きだよ！大好き…」

これで終わりにするから。もう言わないから。友達でいいから…

jk「きっとすぐにもとに戻るから。お願いこれからも仲良くしてくれる？」

A「うん。私も仲良くしてほしいよ。ジュンギュ…ありがとう。」

目を潤ませているくせに絶対にその涙を流さないAを見て、望みはゼロだと悟った。
だから僕もいつものようにおどけて見せた、これで元通りだよね？！

jk「ヤアー！オットッケ〜！
寝起きで寝癖のこんな格好で話すことじゃなかった〜(泣)
もっと格好よくしてから言いたかった。」

これは友達として伝えるよ…Aサランヘ

これからも大好きだよ…