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38ジュンギュ(131) ページ38

朝起きていくとリビングから聞こえてくる…

A「オッパ…私…マシホさんにも好きって言われました。マシホさんが弟たちとは違うのか、特別なのかどうか…考えて欲しいって、答えが分かったら教えてと言われました。」

hs「うん。」

A「ハルトくんには…彼女になって欲しいと言われました。」

えっ……マシホもルトも告白したの?付き合って欲しいなんて…そんなにきちんと…

その後の話はあまり耳には入って来なかったけど…Aは二人に応えるつもりはないらしい事だけは分かった。
二人のようには何もしてきていなかった僕はどうしょうもない漠然とした焦りと…二人のように告白したって応えてもらえない現状と、薄っすらと分かっていたつもりだけど認めずにいた、Aのマシホへの思いとか…そんなものを色々と知ってしまって諦めにも近い思いを感じていた。

その場に入っていく気にはなれずそのまま自分の部屋へと戻ってベッドに横になる。

このままふて寝でもしてしまおうかというところで、ノック音が聞こえてAが入ってきた。

A「ジュンギュやぁ、そろそろ起きたらどうかな?お腹空かない?」

背中をポンポンと撫でながら声をかけてくれるけど…このまま起きる気持ちにはなれなくて黙ってやり過ごす。
と、また来ようとでも思っているのかAがベッドから立ち上がるからやっぱり行かないで欲しくて名前を呼ぶ

jk「A…」

Aはいつものようにおはよう!っていうから僕もおはようって言って…

jk「…サランヘヨ」

そう言うといとも簡単に「ナド〜」って返すA。

Aは初めの頃から僕にはサランヘって言ったりして平気そうだった。照れたりしない…。
まるで弟たちを相手にするみたいに。

jk「みんなにも軽く言えるんだよね?ジョンファンとかジョンウとかドヨンとか…
…ルトにも言うの?……マシホには……?」

A「どういう意味?」

サランへとかナドとか…マシホにも言えるの?

A「ジュンギュや、ヤキモチ焼いてるの?」

そんなんじゃない!ただ…僕もマシホみたいに意識して欲しいんだよ。
起き上がってAをギュッと抱きしめる。

A「ジュンギュや、ジョンファンもジョンウもドヨンも可愛い弟だよ?弟たちにいちいち照れたりしないでしょ?」

jk「僕も弟?僕にも照れてないように見える…。」

Aは僕の問いには答えず「ご飯食べよ?」って僕の手を引いた。

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作者名:tumetume | 作成日時:2021年12月19日 14時

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