愛され家政婦の日常〜アノトキ編〜 (ページ37)

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37アサヒ(128) ページ37

俺の言葉にAが驚いて訪ねる

A『ひーくんは…知ってるの？』

知っとるも何も本人から告ったて聞いてるしな。
まっしーは嘘つかれへんから『Aが好き』って態度にもろに出てるやん。ジョンファンとかジョンウとは見せ方はちゃうけどな。

A『マシホさんは逃げたらダメって。サランヘって言葉が家族愛じゃないって言う人が他にもいたら逃げずに考えろって。ハルトくんの事も…』

ハルト？ハルトにも告られたん？めっちゃモテモテやん！て言うたら睨まれたww 『サーセンw』

A『でも…考えて答えが出るものじゃないでしょう？』

Aの中では…ホンマは答え出てるんやないかな。

A『…どうかな…でも、もしそうでもこれ以上はダメだから』

まあ、それが普通の考えやな。アイドルである俺ら相手に恋愛とか付き合うとか…そんなの現実的やないやろし。簡単に『はい』なんて言われへん気持ちもわからなくはないけど…でもな…

as『俺らがアイドルなんは、俺らが一番分かってんねん。その上で…それでも絶対手に入れたい物もある。』

俺やって自分の心を深く問い正せば…もしかしたらAに告る様な事になってたかも知れんねんから…でも俺はせんかった。

as『アイドルの俺たちが、好きな女守る覚悟も持たんと告ったりせーへん。二人共ちゃんと覚悟してると思うで。心配すんな…な？』

問い正さんで良かったと今は思うてる…

A『ひーくんと付き合えたら楽だねぇ。私のこと分かってくれるしひーくんも分かりやすい人だし。』

のになぁ…簡単に言うてくれるやんけ(笑)
なら付き合おか？何て…言わへんよ。冗談でも今のAにはしんどいやろし、俺ん中に何かが生まれたらあかんから。

as『俺が分かりやすいと思う時点でAも変わり者決定やな。』

A『ひーくんて変わり者なの？こんなに分かりやすいのに？』

as『やめろ。営業妨害やw』

こんな風に冗談言い合って姉弟みたいに…友達みたいに一緒におれた方がええやん。せっかくこんなに楽なんやから。恋愛絡んだらしんどい事もあるやろしな。

as『他にも…ややこしいの数名おるから。その気がないならちゃんと断らなあかんで。そん時になったら分かるから、今の言葉忘れんと頭に入れとき。』

A『うん。分かった。』

そう言うとAは夕飯の用意をしてくるね！とお礼を言って部屋を出ていった。

俺はAの味方でおるって決めたから。またいつでもおいで。

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