愛され家政婦の日常〜アノトキ編〜 (ページ26)

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26アサヒページ26

コンコンコン

ms『アサヒ。俺、マシホ』

昨日まっしーから連絡があって、話したい言うから今日部屋に呼んだ。

ガチャ

as『いらっしゃ〜い』

ms『うん。来た♪』

今日は何の話やろ？まっしーが持って来てくれたアイスティーを受け取ってソファを進める。

as『わざわざ話に来るいうのは何かあったん？』

ms『……この前…好きって伝えてん…』

as『あぁそうなんや。上手くいったん？』

ms『分からん…気持ち聞くにはまだ早い。Aの気持ち追いついてないから…。伝えただけ。』

as『そうなんや。』

ms『昨日、Aとジョンウが喧嘩してん。』

喧嘩？ジョンウと？聞けばジョンウが言うこと聞かんくてAがキレたって、あいつもキレたりするん？w

ms『少し前に…A、部屋に来てたやろ？歌いっぱい聞いたって喜んでたよ。』

as『あ〜、ヨシくんに俺がオレンジ作ったって聞いたみたいで聞かせるために呼んだよ』

ms『うん、その後も遅い！ってジョンウ怒っててん。ここか隣にしかおらんねんから心配いらんと思うけどね。ヒョンもジョンウも心配して…でこれからは連絡しろってID交換したんよ。そしたらもう…ジョンウの愛情表現爆発してもうて。あいつ多分俺と同じやと思うから…』

as『いや、弟やない？』

ms『分からへんけど…あいつAのこと好き過ぎるもん、多分ただの弟やないと思う。ジョンファンとは違う…まあ、Aは弟と思うてるのは間違いないからそんなに心配はしてないけど。』

as『じゃぁ何なん？何を気にしてるん？』

ms『ハハ…分からん。』

要領を得んまっしーは珍しい。いつもちゃんと自分のこと分かってんのに。

as『羨ましかったん？』

ms『え…？』

as『文句言うて怒ってぐちゃぐちゃ泣いて。Aをそうさせるジョンウが羨ましかったんやない？』

ms『……俺、好きって言うてから特に動いてないねん。Aの気持ちが追いつくまで待っとこうて思うてるから…その間何もせんでいるのが不安なんかも。既に強敵おるしな。』

イェダミな…あいつも本気やぞまっしー。他にもいそうやけどな。

as『動かなあかん時にはすぐ動けるんやろ？なら焦らんでもええやん。
Aの心が追いついてないんやとしたら、今のまっしーの態度はありがたいと思うよ？今のAには』

ms『Aのことよう分かるね…』

as『好きの種類が違うからこそ見えることもあるの』

そう言うたらまっしーは『うん、ありがと』って笑った。