今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,768 hit
小｜中｜大
Prolog ページ2
｢弔、今日から彼女が君の世話係だよ。｣
死柄木弔としての俺が生まれてから数日後、先生が連れてきた3つ上の女。
その日から
｢弔くん、風邪引くよ。｣
｢...うるさい。｣
常に俺の周りに居るようになった。
最初は気に入らなかった。
大して歳の離れていない奴に＿＿＿ましてや、赤の他人に世話をされるのは。
･
･
･
＿＿＿でも、気に入らなかったのは“最初”だけ。
先生から貰った“個性”で、俺が触れても壊れない。
俺を否定しない。
俺の願いをちゃんと叶えてくれる。
俺の“声”を聞いてくれる。
俺に手を差し伸べてくれる。
本当の俺を愛してくれる。
何があっても、気味悪がらずに傍に居てくれる。
それが、気持ち悪いぐらいに心地よかった。
それは、何年経っても変わらなかった。
あぁ、コイツだけは......Aだけは、壊したくない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月下誠 | 作成日時：2019年12月8日 18時
