第六話 ページ7
｢ばいばーい！また今度ねー｣
子供達に手を振り、バーボンこと安室さん(さっき知った)の方を見る。
…うわ、めっちゃこっち睨んでる怖い。
凄いなんか殺気が伝わってくる怖い。
まぁ勝手に付き合ってる設定にしたししょうがない気もする。これ自業自得やん私。
｢あのー…？バーボンさん…、いや安室さん…？？｣
｢…なんですか｣
ｱｯやっぱりめっちゃ怒ってる。
｢眉間に皺がよっていらっしゃいますよー…なんだかとても怒ってる…？？｣
｢誰のせいだと思ってるんです｣
惚けるようにそう言うとガチトーンで怒られた。
なんかちょっと笑顔なのも怖い。
目が笑ってない作り笑顔って超怖い。
そーっと逃げる様に体を引くとガシッと首を掴まれる。
｢ぐぇっ｣
今凄いカエルみたいな声出た。
結婚前のおなごから出てはいけないであろう声が出た。お嫁に行けなくなりそう。
それと同時に、袖口に微かな違和感を感じた。
｢全く…貴方は何故付き合っているなんて嘘を言ったんですか。これで貴方あの集団にマークされましたからね、分かってますか？｣
ガミガミお説教をし始めるバーボンさんを無視して袖口に目を向ける。
なんだろう、もしかして虫…？
軽い恐怖を感じながら恐る恐る袖をめくる。
そこにあったのは白色をした小さな盗聴器の様な物体。
え、もしかしなくてもこれ盗聴器じゃね…？？
やばくね…？？
そう考え、お説教を続けるバーボンさんに『盗聴されてます。言動謹んで』
と表示した携帯の画面を見せる。
すると彼は一瞬驚いた顔をしながらも一応口は閉じてくれた。
『取り敢えず当たり障りの無い会話続けるので合わせて下さい』という画面を見せると
口パクで『分かった』と言われた。
｢…安室さん｣
｢…なんですか｣
｢なんで黙ってたんですか！！｣
大声を出すと『目立つからやめろ』的な顔をしながら頭をはたいてきた。痛い。
恨みのこもった目線を向けながら『それで、これを仕掛けた人物に心当たりは』と見せる。
しばらく考えた後、『…なんとなく』という答えが返ってくる。
その間会話を止めなかった私たちは流石だと思う。
『会話しにくいので取り敢えずこれ捨てさせて下さい』と見せると『分かった』と返ってきたので、普通の会話を装って話しかける。
｢…あれ？｣
｢…どうしましたAさん｣
｢この袖についてるのなんだろう…安室さん分かります？｣
取り敢えず盗聴器捨てられた。私すごい。
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こゆり(プロフ) - maoさん» ごめんなさい返してなかったことに今気づきました？！？！申し訳ない〜！！更新遅くなり本当に申し訳ありません、これからも頑張って更新させて頂きますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年2月17日 21時) (
レス) id: 0181189958 (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - そんないつも小説で楽しませてもらっているんですから当たり前のことですよ。惚れるなんて照れちゃいます！今日の分読ませてもらいました！すごくドキドキでここあとの展開が楽しみです！更新ファイトです!! (2018年5月30日 16時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - maoさん» 労いのコメントありがとうございます！暖かいお言葉に私が惚れそうです、どうすれば...！？今日は三話更新出来ましたので楽しんで頂けると幸いです。 (2018年5月30日 16時) (レス) id: e436296e4e (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - お疲れ様です!相変わらず面白くてついつい目が離せないです！続きが気になりますが自分のペースで更新していいですからね。次回作も楽しみに待ってます！ (2018年5月30日 8時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - maoさん» コメントありがとうございます！私も凄いこの子のキャラクター好きで楽しく書かせて頂いてます！更新ゆっくりになってしまうかと思われますが気長にお待ちください…！ (2018年5月27日 22時) (レス) id: e436296e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こゆり | 作成日時：2018年5月9日 1時
