第三話 ページ4
コナンside
「あれ、安室さんこの女の人だーれ?」
カマをかけるつもりで言ったこの言葉。
この安室透という男、どう考えても怪しすぎる。
もしかしたら裏で組織と繋がっているかもしれない。
だとしたらこの女性も…。
自分に隠れる様にして立っている灰原の怯え方もまた、安室透に対してのいつもの様子より数段上だった。
案の定、平静を装う安室に対し女性の方は見るからに慌て始める。
これは本当にビンゴか…。
そう思った時、その女性からとんでもない一言が飛び出した。
「…なんというか…彼女?うん、そうだ彼女だようん!!私は安室さんの彼女だ!!」
「…は?」
意を決した様にいう彼女に対し、周りは目が点になる。
心做しか安室さんも驚いている気がする。
「えええ安室さん?!?!彼女いたんですか?!?」
「…えー…っと、はい、そうですよ。いました」
「「えぇぇぇええええええぇぇぇえぇえ?!?」」
蘭と園子が安室さんに質問し撃沈しているのを尻目に、俺は安室さんの彼女であるというその女性に話しかけた。
「ねーね、お姉さん」
「んー?なんだい少年」
「おねーさん、お名前何ていうのー?」
あくまでも無害な小学一年生を装って話しかけると、彼女は一瞬目を大きく見開いた後口を開いた。
「…少年よ」
「なーに?」
「人に名前を聞きたかったら自分から名乗るのがジェントルマンだぞ」
「え、うん分かった」
一瞬言い出したことがよく分からず素で返した自分がいる。
なんだこの人、意外と変人かもしれない。
「僕は江戸川コナンっていうんだよー、それでお姉さんは?」
「私は神谷A。趣味は小さい子供たちと美男美女を養う事だよ。よろしく」
「え」
聞いてもいない趣味(かなり危ない方面)を聞かされ割とガチで一瞬引いた。
意外と変人どころじゃなかった。
ガチの方で変人だった、しかも関わっちゃいけない感じの。
養うって…養うってどういう事だ…
というか俺もその対象に入ってるのか…?
心做しか神谷さんの目が輝いている気がする。
というか確実に口元がニヤけてるのが見える。怖い。
「コナン君、といったかな」
「…えと、Aお姉さん、なぁに?」
「アッ待ってそのAお姉さんって呼び方可愛いとても良いと思う」
「そ、そうかな…」
「うん、お寿司を奢りたくなる」
「ちょっとよく分からないかな」
279人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
こゆり(プロフ) - maoさん» ごめんなさい返してなかったことに今気づきました?!?!申し訳ない〜!!更新遅くなり本当に申し訳ありません、これからも頑張って更新させて頂きますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年2月17日 21時) (レス) id: 0181189958 (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - そんないつも小説で楽しませてもらっているんですから当たり前のことですよ。惚れるなんて照れちゃいます!今日の分読ませてもらいました!すごくドキドキでここあとの展開が楽しみです!更新ファイトです!! (2018年5月30日 16時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - maoさん» 労いのコメントありがとうございます!暖かいお言葉に私が惚れそうです、どうすれば...!?今日は三話更新出来ましたので楽しんで頂けると幸いです。 (2018年5月30日 16時) (レス) id: e436296e4e (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - お疲れ様です!相変わらず面白くてついつい目が離せないです!続きが気になりますが自分のペースで更新していいですからね。次回作も楽しみに待ってます! (2018年5月30日 8時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - maoさん» コメントありがとうございます!私も凄いこの子のキャラクター好きで楽しく書かせて頂いてます!更新ゆっくりになってしまうかと思われますが気長にお待ちください…! (2018年5月27日 22時) (レス) id: e436296e4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:こゆり | 作成日時:2018年5月9日 1時