第十六話 ページ17
そして今日。
『
腹は括った。
降谷くんに会う<コナンくんに構ってもらうである。
コナンくんに構ってもらう方が大事だった。普通に。
まぁ降谷くんもイケメンなんだけど♡
イケメン見れて私も幸せなんだけど♡
…うん。
念の為言うがポアロではない。
万が一ポアロなんかで公安の話でもしてコナンくんに聞かれたらそれこそ一大事である。
一応公安の中でも私達の存在は国家機密級なのだ。
…なんかいいなそれ。
『手を挙げて!!私は国家機密よ!!』
ってやりたい。
いや自分で言ったけど何言ってるか分からん。
最近自分の思考回路が馬鹿すぎる。
脳内茶番を繰り広げていると入口のベルが鳴る。
あ、来た降谷くん。
私服で来いと指示したため今日は白シャツにズボンである。
…イケメンって何着ても似合う…ふはぁ…尊い…顔がいい…尊い…
どうやら誰かを探している様子。
あれ、私か。
どうせならサラッと正体をばらすのもつまらないので一芝居打とうと思う。
出来るだけ気配を消して彼の背後に近づく。
「…誰を探しているんだい、バーボン?」
「…ッ?!」
と小声で声をかければめちゃくちゃ焦った様子である。
ふはは面白い。
私の手のひらの上で転がされるイケメン尊い。
「…人と待ち合わせしているんです。貴方には関係ありませんよ、アドニス」
「…へぇ?随分と余裕じゃないか。…これを見ても冷静で居られるのかねぇ」
とばしとして使っている携帯電話を取り出し、降谷くんへのメールを送った画面を表示する。
ポーカーフェイス装ってるけどできてないぞ。
「…貴方は…ッ」
「……ねぇ、降谷零くん?」
今空気がピシィッてした。
これネタバラシして許してもらえるのかな…殺されないかな私…
「……ッ…僕を、どうする気です?ジンにはもう連絡したんでしょう?」
「え、してない」
「……は?」
結構深刻そうな顔をしてたので段々と可哀想になってくる。
そろそろネタバラシをしてあげよう。
「ぷっ…あっははははは!!!」
「どうし…、」
「だって君、本気で上司が捕まったと思っているものだから!!あははは!!!」
「だからッ、どういう事ですか」
「ぷはっ…ふふ…改めまして初めましてだね。私の名前は神谷A。警察庁警備局警備企画課課長、通称ゼロの統括をしているよ」
「は…え…はぁあ?!」
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こゆり(プロフ) - maoさん» ごめんなさい返してなかったことに今気づきました?!?!申し訳ない〜!!更新遅くなり本当に申し訳ありません、これからも頑張って更新させて頂きますのでよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年2月17日 21時) (レス) id: 0181189958 (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - そんないつも小説で楽しませてもらっているんですから当たり前のことですよ。惚れるなんて照れちゃいます!今日の分読ませてもらいました!すごくドキドキでここあとの展開が楽しみです!更新ファイトです!! (2018年5月30日 16時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - maoさん» 労いのコメントありがとうございます!暖かいお言葉に私が惚れそうです、どうすれば...!?今日は三話更新出来ましたので楽しんで頂けると幸いです。 (2018年5月30日 16時) (レス) id: e436296e4e (このIDを非表示/違反報告)
mao(プロフ) - お疲れ様です!相変わらず面白くてついつい目が離せないです!続きが気になりますが自分のペースで更新していいですからね。次回作も楽しみに待ってます! (2018年5月30日 8時) (レス) id: 5697599ead (このIDを非表示/違反報告)
こゆり(プロフ) - maoさん» コメントありがとうございます!私も凄いこの子のキャラクター好きで楽しく書かせて頂いてます!更新ゆっくりになってしまうかと思われますが気長にお待ちください…! (2018年5月27日 22時) (レス) id: e436296e4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こゆり | 作成日時:2018年5月9日 1時