ラブコール［小森隼］2 (ページ43)

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車が私の目の前で止まりドアが勢いよく開いた

A「は、隼く...!!」

ドアが開き、満面の笑みを浮かべた隼くんが出て来たかと思えば勢いよく抱きしめられた

A「苦しい...幸せ...」

隼「彼女なA可愛い～～！」

亜嵐「Aちゃーん！おめでとう！」

抱きしめられてる私を見て笑いながらおめでとうって言ってくれた亜嵐くん

嬉しいなあ

A「ありがとう亜嵐くん...もうこんなに幸せで死ぬんじゃないかな」

隼「死んだら俺も一緒に死ぬから！」

そういいもっともっと強く抱きしめてくる隼くん

A「まって、苦しいこれマジで死ぬやつだよ、まてまて」

ほんと、付き合ってもずっとこんな感じなの、逆に落ち着くなあ

先にマンションに入ってった亜嵐くんを追いかけようとしたいのにずっと離してくれない隼くん

A「ここ、外だから恥ずかしいんだけど、部屋でしようよ？」

隼「じゃ、ちゅーして？」

そういい抱きつくのをやめて早くー！って。

いきなり、これは難易度が高い、

A「ワーン隼くんの意地悪」

背も隼くんの方が高くって背伸びしなきゃ全く届かないのに背伸びすらしてくれない隼くん

隼「はやくはやくー！」

A「じゃあもう目瞑ってよ」

隼「A見れないとか死んじゃう」

どこまで可愛いの、本当

大好きが爆発して、精一杯背伸びをして隼くんの唇に触れるか触れないかの軽いキスを一つ、落とした

A「いいよね？！ほら、早く行こうよもう、ここ外なの知ってた？もう隼くんのお馬鹿」

隼「やっべー！Aからちゅーされちゃったやっべー」

そういい私を置いてマンションのドアを過ぎてエレベーターに向かう隼くん

ほんと、ほんとおバカ

私も後を追いかけよう

そう思い歩き出そうとすると

チリン

何かが私のポケットから落ちた音がした

拾ってみると可愛いウサギのキーホルダー

それに、キーホルダーの紐に上手に巻きつけられた紙

なんなんだろう

紙を紐から取って広げてみると

『A、俺の彼女になってくれてありがとう！大好き！』

これは、きっと隼くんからだ

でも、なんでポケットから？

もしかして隼くん私が気づかない間に入れたの？

もう、どこまで私をキュンキュンさせるの？

居ても立っても居られなくなり急いでマンションへと向かった