ラブコール［小森隼］2 (ページ35)

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隼「あー...眠い」

玲於くん送ってくれたからおうちにいればよかったのに

隼「はい手かして」

隼「ほらこんなに冷たい俺の手あったかいよ」

A「そこまでつめたくなってないけど...ありがとう」

隼「...あ、そうそう来週あいてる？その日どっか行こうよ」

A「空いてるよ楽しみ！私って宇宙一幸せ者だなあ」

どんなお洋服着てどんな髪型にしよう。そう考えているだけでもニヤケが止まらない

好きな人と約束ができるって嬉しい

早速、カレンダーに書かなきゃ

隼「ん、楽しみにしてて」

そう言われて優しく抱きしめられた

見てる人がいるかもしれないのに...けど、嬉しいからいいや

A「幸せすぎて怖い」

隼「Aはずっと幸せでいなきゃ...ね？」

A「命日すぎる」

隼「幸せな死に方じゃん笑」

そんなことを自分で言っちゃう隼くん可愛すぎでしょ

A「...もう、寒いから早くお家行きたい」

隼「はいはい」

そう言われていつものように手を繋いでくれる

隼くんといるときはずっと手を繋いでくれるの

幸せすぎて涙がでてくる

こんな幸せでいいのか、私

A「もう、大好きです隼さん」

隼「エレベーターから人降りてきたらどうすんの恥ずかしいからやめて」

A「ただ大好きって言っただけなんだけど？」

エレベーターが来ると人は来なくてそれを確認すると、俺もって言ってくれる隼くん

マンション前では抱きつける勇気があるのにエレベーター前では大好きって言っただけで恥ずかしいってちょっとおかしいんだよなあ
隼くんって

ボタンを押してエレベーターが閉まると鏡を見て髪の毛を整えてるの

可愛すぎて思わず笑ってしまった

隼「ん？」

A「私もするからお揃いだね」

隼「？そうだね」

頭にハテナマークをつけて私を見つめる隼くん

A「エレベーターじゃなかったらジャンプして叫んでた(怒)」

隼「はいはい」

エレベーターのドアが開き、玄関のドアを開けて隼くんにありがとうと伝えてからバイバイをしてゆっくり鍵を閉めた

もうちょっと、一緒に居たかったなあって思うけどまた会えるし、今日も充分幸せだっから良いの

カレンダーの来週の日付のところに『隼くんとお出掛け』と書きハートを二つ書いた

楽しみすぎるんだもん、ニヤニヤしながら仕事できちゃう

ポールペンをしまい、夕ご飯の支度をした