ラブコール［小森隼］2 (ページ30)

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玲於くんページ30

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ガチャ

ドアを開けて中に入るとふんわりコーヒーの匂いがする

A「お邪魔しまーす」

リビングからテレビの音が聞こえて歩いていくと隼くんが携帯をいじってた

隼「気づかなかった」

A「携帯依存者だよね」

服も着替えてバッグも準備してあるのに寝癖はそのままなの。ふふって笑っちゃった

隼「なにがおかしいん？」

A「直されちゃうと嫌だから言わない。その方が可愛いし」

ハテナが頭の上にあるみたい。あっそーって言って目をスマホに戻した隼くん

隼「ねえ、今度さ一緒に行きたいとこあんだけど」

A「どこ？嬉しい、こんな嬉しいことないよ...」

隼「前も『私世界一幸せ』とか言ってたよね」

A「幸せ更新され続けます、、」

でも、どこ？って聞いても教えてくれない

教えてくれてもいいのに。私秘密守れるのに

しつこく聞くと舌打ちして私の髪をグシャグシャにした隼くん

隼「うるせえ車のせねえぞ」

お口悪い隼くんもステキ...好き好き

でもこれ言ったら本格的に嫌われそう。

A「怒らないでよもう！楽しみなんだもんだって」

隼「はいはい知ってます知ってます俺も楽しみだから」

隼くんも楽しみなの？お揃いじゃん嬉しい

A「お揃いだね幸せ無理かもしれない」

テーブルに顔を伏せて幸せを噛み締めていると、車が到着したみたいで隼くんが準備をし始めた

A「隼くんまってよ私まだコートすら着てない」

もっとゆっくり準備したいのにい...

それに隼くんテレビ消してないじゃん本当ダメな子

A「お待たせしました」

玲於「Aちゃんおはよ！」

A「あれ？亜嵐くんは？」

いつも亜嵐くんが座っている所に今日は玲於くんが座っていた

隼「今日リーダーだけ別の仕事」

A「そうなんだ、あっねえ玲於くんと隼くんの間に座ってコモレオしたかったのに」

相変わらず私を真ん中に座らせてくれない隼くん

それでもいつも通り手を握っててくれるの

玲於「今気づいたけどお二人手繋いでんの？笑」

A「ねえやだ恥ずかしい玲於くん繋いでる部分脳内でモザイクかけてよばか」

隼「Aが寂しがるからな」

A「隼くんからだよね嘘やめて」

玲於「仲良いなあ笑」

車の中ではずーっと玲於くんにイジられてもう離したいのに隼くんは握ったままなの

お金あげるから離そうって言ってもお金に釣られなかった隼くん

玲於「付き合っちゃえよホント笑」