ラブコール ［小森隼］

散歩 ページ41

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隼くんからの嬉しいお誘いに、嬉しくて急いで準備をした

外はお昼までとは違い暗くて風が冷たい

新しく買った可愛いモコモコマフラーをして、外に出た


隼「やっば寒」

A「マフラー他にもあるけどする？」

隼「そこまでじゃない」

そこまでじゃなくてもマフラーした方いいのになあ


マンションの近くの街灯は年々灯りが暗くなってきて、たまにチカチカするの

会社帰りは怖いんだよね

隼「あのさA」

公園につき、ベンチに二人で腰掛ける

A「なあに？」

風が少し強くなって木が揺れる音が大きくなった

隼「...またツアーがあるよって報告、だからあまり帰ってこれない」

いつもいつも、隼くんはライブとかがある前の日にはちゃんと報告してくれる

実際、私もまだスケジュール表を持っているから知ってたけど、隼くんの口から言われると少し悲しい

A「悲しいなあ」

隼「お土産買ってきますからー」

そういいながら空を見上げる隼くん


緊張してるのか、いつもみたいなケラケラ笑ってる隼くんじゃない

大丈夫だよって、隼くんなら成功できるよって背中をさすってあげたいけど、....

隼くんなら絶対成功するに決まってる


A「頑張って！応援してるから！」

って、全力で応援をした

隼「ありがと、A絶対泣きそうマジダルそー」

A「ゆっくりしてる時でいいからテレビ電話してほしいんだけどなあ」

少しワガママを言うと、笑いながらしょうがねーなーって優しい隼くん


隼くんがいないのはすっごく寂しいけど、テレビ電話できるなんて楽しみになってきた


隼「俺Aと違ってバカみたいに厚着してないから寒い帰ろ」

A「ほんっと余計だよねその言葉ね暖かそうな格好って言えばいいのに」



クックってヤな笑い方する隼くんの二歩後ろを歩く

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