ラブコール ［小森隼］

2人 ページ28

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隼「ここだよ」

A「わあ...」

連れてこられたのはテレビでよくみたことがある有名なお寺

大きくて、人も多くて、少しだけ屋台がある


A「隼くん、屋台屋台！」

隼くんの腕を掴んで近くまで行ってみる


たこ焼きにお好み焼き、大好物の綿飴も


どれにしよう...食べたばっかりだけどお腹がすいて来た

A「隼くん、どれ食べたい？」

隼「まって、また食うの？ブラックホール何個あんの？」

ないですう ってちょっと怒ってみるとクックって笑う隼くん

こっちは真剣に怒ってるのに

隼「あ、クレープいいじゃん」

少し奥の方にクレープの屋台がある



近くに行ってみるとすごく可愛くて美味しそうで

でも残り２つ。前に並んでる人がいて、２つ取られませんように！


なんとかその人は１つだけ買っていって よかったあ って声が出ちゃう


A「おばさん、クレープ2個欲しいんですけど...時間かかりますか？」

どうせ隼くん私と好み違うから2個頼まなきゃね

「ごめんね、もうおしまいの時間だからこれが最後なんだよ」


隼「ガーン」

結構ガチトーンで言う隼くん

相当食べたかったんだなあ 笑

「でもカップルなら1つで充分！はい、500円」


カップルなんかじゃありませんよって否定しようと思ったけど、チラッと隼くんを見たら結構恥ずかしがってたからエヘへって笑った



それからお金を払って隼くんがクレープを持っててくれた

A「お寺よりクレープに興奮してるんだけど」

あまり人気の無い場所を探してベンチに座る


ちょっと、こういう間接キス、今からしますよ〜って食べ方したことないし、どうすればいいの...

A「は、隼くん！隼くんから食べていいよ！」


そういうといつもならガブッといくのに端っこをパクッて食べる隼くん


これはまさか隼くんは左側私は右側しか食べてはいけない感じ？！


ん。って渡されたクレープ ちょっとドキドキしたのに...隼くんみたく私も右のほうをパクッて小さく食べた


隼「美味しいね」


絶対生地しか食べてないのにそういう隼くん

A「美味しいね隼くんどうぞ」


隼くんがチビチビ食べてるところを見るしか無い


ずっとチビチビ食べてた隼くんは段々右側に攻めてきて、ガブッとクレープの半分を食べてしまった

A「隼くんの掟破り！ありがとう！」

隼「マジうめー」


ん！って隼くんのクレープを渡されてドキドキしながら食べる




A「美味しいね隼くん！」

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