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気まずい ページ14

隼side

隼「じゃ、お疲れ様でした」


相変わらず今日も忙しかった


スマホの電源を入れ、時間を見ると22時


ラインの通知を見ると

メンバーのグループ 3件



亜嵐くんから 1件


哲也さんから 2件


.....Aからは無し


いっつも仕事終わってからトークの通知のところにはAって名前が迷惑なくらいあったのに最近は全く無くて。


どうした?とか何か話そうかなとか思ったけどいつもAから話しててなんて言えば正解なのかわからなくてやめてた






タクシーを止めて行先伝えて窓を見る



ここの木、春になると桜がめっちゃ綺麗でAと夜桜見に行ったなあ とか


Aとメシ食いに行った時ここの家の犬に吠えられたなあ とか


Aが話してたケーキ屋、めっちゃ美味しかったなあ とか


気づけばAといろんなところ行ったなあ

思い出が沢山よみがえる





そして気づけばマンションの辺りまで来てて


隼「ここで止めてください」




お金を払い、マンションの中に入る



まるで、洗脳されたかのようにAのことが頭の中から離れない


『好き』だから離れないんじゃなくて

多分

当たり前に隣にいた人を失いそうで離れないだけ


....そんな気がする


ちょうど止まったエレベーターに乗り込みボタンを押す







なんでAからラインが来なくなったからは分からない


でも朝の電話も、部屋までは来てくれる








とっても苦しそうな顔をして




たまに、『私毎日ここに来ていいの?』


そう不安げな顔をして聞いてくるA



アイツがいなきゃ朝起きれないし、楽しく無いと思う

だから俺は『当たり前』そう言う


その言葉を伝えてもAは泣きそうな、苦しそうな顔のまま



....どうしたら前みたくAは笑って話しかけてくれるのかわからない


エレベーターが開く



なんとなく、スマホの電源を入れ時間をみると

隼「あと30分で11時じゃん」


急いでシャワー浴びてメシ食わなきゃ



部屋まで歩く時色々考えた




いつもよりテンション明るめに話す?

何気なく相談聞いてあげる?


....部屋でゆっくり考えたい





はあ 無意識に溜息が出る



下を向いて歩いてて、今まで俺の足しか見えてなかったのに先の方に他の人の足が見える



.....まさか


顔を上げると


隼「...あ」




今だけ、なんとなく会いたくないひとに会ってしまった

どうしよう→←ため息



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設定タグ:GENERATIONS , 小森隼   
作品ジャンル:恋愛
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ぷこ(プロフ) - はやはやさん» そう言っていただけて嬉しいです(´>_<`)!! (2017年11月28日 20時) (レス) id: ffec7395fa (このIDを非表示/違反報告)
ぷこ(プロフ) - 葡萄さん» 葡萄さんありがとうございます( ; _ ; ) (2017年11月28日 20時) (レス) id: ffec7395fa (このIDを非表示/違反報告)
はやはや - ぷこさんの書く隼くんヤバいです(*´-`)癒しをありがとうございます。 (2017年11月25日 10時) (レス) id: 44e7a08e4b (このIDを非表示/違反報告)
葡萄(プロフ) - 隼君!!最高です!!更新待ってます! (2017年11月24日 19時) (レス) id: b8c3fa6a54 (このIDを非表示/違反報告)
ぷこ(プロフ) - はやはやさん» はやはやさんありがとうございます(T_T) (2017年11月21日 23時) (レス) id: ffec7395fa (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぷこ | 作成日時:2017年9月23日 12時

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