...Sweetie**《2》

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撮影も順調に進んで今は裕太くんのシーン

相変わらずギャップにドキドキしちゃいます…









かの「…中務さんって凄い雰囲気変わるんですね…」

「凄いかっこいいです…」








その声に横を向くとキラキラしたような目で見ている

その姿に焦りを感じた

かのちゃん、絶対今ギャップにやられてる、、





他の人に裕太くんがかっこいいって言われることが少し嫌だった

でもここは仕事だし、割り切らないとって思ってるけど、心の中がモヤモヤしていて…


結局そのあとは話をしていても少し複雑な感じがした







裕太くんが終わったあと髪の毛を直しにこちらに寄ってきた

かのちゃんはそれをすぐ横で見守っている








『お疲れ様です、』

「んー。……なんや元気ないやん」

『いや別に元気がないって訳じゃ…』

「頑張りすぎんで、」






頷いて答える

よく見てくれてる、、

それだけでも少し気持ちが楽になった気がしたんだけど、







'機材通りまーす！'


スタッフさんのその声に少し後ろに下がった私と裕太くん

でもかのちゃんはメモに夢中で気がついてない


'かのちゃ、、'



呼ぼうとしたら、裕太くんがかのちゃんの手を少し掴んでこちらに引き寄せた


…、






「機材通るって。」


かの「あ、すみません、ありがとうございます…」







かのちゃんの顔は真っ赤。

ダメだよ、絶対、、、好きになっちゃったじゃん、






裕太くんのメンバーの所に戻っていく後ろ姿をじっと見つめるかのちゃん







かの「……、」

「中務さんって、、付き合ってる方居るんですかね…」




『え、？？』




かの「…いや、、絶対モテるだろうなって…」






その言葉が辛い以外のなんでもなかった


ダメだなぁ、


やっぱり苦しいや、


独占欲強いのかな、


裕太くんのこと好きなのは私だけで十分とか思っちゃう、

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