...Sweetie**《2》

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亜嵐「Aちゃん最近どう??裕太くんと上手くやってる??笑」



ヘアセットの時にお決まりになってしまったこの話









『...そりゃ、楽しいです...』








亜嵐「そんなに照れなくてもいいのにぃ〜笑」



『うるさいです〜』




なんとか終わらせて立ち上がった亜嵐さんは私の後ろをちらっと見た




亜嵐「怒られそうだからバトンタッチね〜...あはは」


『？はい、ありがとうございました、』








私も振り返ると壁によりかかって亜嵐さんを睨みつける裕太くんの姿

もう既に服を着替えてて、いつもの柄シャツ。




いつもよりも眉間にシワがよってます...





「...ポンコツリーダー。今度から自分でセットせい。」


亜嵐「え！？なんで！？」









・









目の前に立った裕太くん


明らかに怒ってる、








『怒ってます...？』


「怒ってないって言ったら嘘になるな。」

「...亜嵐くんと何話してたん」


『"裕太くんと上手くやってる？"って聞かれたんで...話してました...』


「...近すぎ。」


『ごめんなさい』








そう言うとそっと抱きしめてきた裕太くん








『仕事中です...』


「別にええやろ皆見てる訳ちゃうし」


『でも向こうでにやにやしてる顔が鏡に映ってますよ』






私の前の鏡には、ちょうどの角度で見えるGENEの皆さんのニヤニヤ顔が写っている


ちょっと怖いんですが...






「気にせんでええやろ」


『でも...』


「あーもーうっさい。彼女なんやし堂々としとれ」







'彼女なんやし'って言葉で胸が高鳴った








『ふふっ笑 ありがとうございます。』


「今日この仕事終わったらなんかあるん？」


『あー、なんか上司にちょっと呼ばれてます』






上司という単語に過剰に反応する裕太くん

付き合う前のあの一件があったからだいぶ警戒してるらしい






『分かりやすすぎます笑 大丈夫ですよ。ちゃんと女性の方なので』


「なら安心か。」

「一緒に帰ろ。ロビーで待っとる。」






頭をポンポンとしてきて、椅子に着席






こんなこと思っちゃ行けないけど、早く仕事終わらないかなって。

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