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それから皆さんの撮影を見ていても頭の中は裕太くんのことでいっぱい。
集中出来ないまま1時間近く経っていた
気持ちを切り替えるために楽屋で荷物の整理をしていると、涼太さんが来た
涼太「あれ?Aちゃんか」
『あ、、。お疲れ様です、』
私の横の椅子に座ってペットボトルの水を飲んだ
涼太「どした?裕太くんもうそろそろ撮影始まるけど、見ない?」
ここで見ないなんて言ったら色々疑われるに決まってる
『…行きますよ!もちろん』
涼太「相変わらず元気だね笑」
『…そんなことないですよ〜笑』
涼太「笑 行こっか」
大丈夫。安心して。
涼太さんと私は楽屋を後にした
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着くと、もう既にセットの立ち位置に立っていた
あぁ、だめだ、もう既にだいぶきてるかも、。
音楽がかかると同時に踊り出す裕太くん
優香さんとの距離はだいぶ近くて鼻がくっつく距離まで迫っている
絡まった指も、
頬に添えられる手も、
私だけだったのにって。
喉の奥が苦しくて、下を向いた時
涼太「Aちゃん楽屋に用事あるでしょ?俺も忘れ物取りに行かないとだから行こっか」
『えっ、?私なんにも…』
涼太「いいからいいから笑」
涼太さんに腕を掴まれスタジオを出た
あぁ、この人にはなんでもお見通しだ、
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涼太「座りな??」
私が椅子に座ると、隣に座った涼太さん
涼太「Aちゃん、そんなに堪えてなくてもいいんだよ??」
『えっ、?』
涼太「凄い辛そうな顔してたし、」
「辛い時は思いっきり泣けばいいの。」
『…』
涼太「…今日どうだった?裕太くん見てて。」
『…涼太さんっ、聞いてくれますか、』
そのあとも頷きながら私の話を"うんうん"と聞いてくれた
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涼太「裕太くんも罪な男だよね〜笑」
『…わがままだって言われちゃいませんかね、』
涼太「んー…Aちゃんも裕太くんのこともっと信じてあげてもいいと思うなぁ、。わがままなんて言わないと思うし、可愛い彼女に嫉妬したなんて言われたら嬉しいよ?普通は」
信じてたつもりでもどこかでやっぱり疑っていた、
このままじゃ、ただ辛いだけだ、。
『ありがとうございました、頑張ってみます、』
涼太「うん!頑張れ」
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ここと(プロフ) - 柚花さん» こちらこそありがとうございました! (2019年12月16日 22時) (レス) id: 2d16f8bb7e (このIDを非表示/違反報告)
柚花(プロフ) - 素敵な作品でした!!一緒に裕太くんに恋できました!!ありがとうございました! (2019年12月16日 20時) (レス) id: 31a993b349 (このIDを非表示/違反報告)
ここと(プロフ) - はむにださん» 実は現実になるべく近づけたいと思いながら書いていたのでそこまで感じ取っていただけで嬉しいです!こちらこそ数ある作品の中からこの作品を完結まで読んでいただきありがとうございました! (2019年12月16日 7時) (レス) id: 2d16f8bb7e (このIDを非表示/違反報告)
ここと(プロフ) - いのちゃんみーさん» そこまで言っていただけで作者本当に嬉しいです!!こちらこそありがとうございました!! (2019年12月16日 7時) (レス) id: 2d16f8bb7e (このIDを非表示/違反報告)
はむにだ - 本日の少年クロニクルラスト公演と共に終わるこの作品寂しさありのなぜだか、現実にほんとに起きてる事なのかと錯覚するくらい毎回楽しみでした!Sの中のデレが見れるまさにゆーぴが綴られててとても幸せな気持ちになりました!ありがとうございます! (2019年12月16日 1時) (レス) id: 8011979f9e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここと | 作成日時:2019年10月16日 17時