スキとキライの境界線

ダイキライ？ ページ22

『……』


この仕事の割り振り…絶対嫌がらせですよね。
本当にあの首領は何考えてんだか。

…まぁ_____だからしょうがないですけど。


最近私に回ってくる仕事量が多すぎる。
下手したら幹部である兄さんより多い。それもタイミングが悪い。


対ミミックの戦略立案は勿論、書類整理、拷問班の助っ人、任務、と多忙だ。
ゼッッッ対わざとですよね。
それも織田作さんや兄さんに相談しようというタイミングになると必ず仕事が入る。


メールで兄さんから「安吾にあってくる☆」ってきたから私も行こうと思ってたのにこの様子じゃいけない。

あとでどうなったかだけ聞かなきゃ。

それにここ最近兄さんにすら会ってない。

家にも帰れないしほとんど寝てない。
ご飯もほとんど食べてない。

…あ〜。眠たい。私、過労死するんじゃないですかねぇ。


ピリリッ


『ん''…』

兄さんからのメールだった。



安吾は特務課の人間だった。
ミミックの長の名前はジイド。織田作と同じ異能を持ってるようだよ。



…簡潔的なメール…


『ちょっとは妹の心配してくださいよ…バカ兄貴。』


ピリリッピリリッピリリッピリリッ

今度は電話だった。


『……なに。』


「やぁ。Aちゃん☆その声だと三徹かい？」


『誰かさんのせいですね。』


「ごめんごめん。明日会合があるんだ。秘密裏の。」


『来いと？』


「せいかーい！」


『…本当に過労死しても知りませんから。』


「このあと休暇あげるから許して☆」


『分かりましたよ。行きます。明日ですね？』


「うん！よろしくね。」


ピッ


…さて。明日までに終わるでしょうか。これ。

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