父の脳内 ページ16
「中也さん、本当にいいんっすか?こんなこと、Aさんにばれたら…」
「あ?なんだ手前それでもマフィアか。」
「でも…幾ら何でもこれは怒られますよ…」
立原は隣で顔を青くし乍、周りを見渡した。
「文化祭に行くだけで首領たちを連れ回したりしたら…」
中が広々とした車には俺と立原を含め、七人が座っていた。
「Aちゃんのメイド服、可愛いだろうなぁ!」
「何を言っておる、Aは演劇をやるんじゃ。」
「違うわ!お菓子屋さんよ!」
「……」
「学生の催し物…どんなものなのか。」
「爺さんと銀もなんか反論しろよ!!」
Aにとって今回の文化祭は中学ラストだ。
前回の体育祭では最初に釘を刺され、全員で行くことは叶わなかった。
そこで俺は考えた。最初から行くことを公言していなければAは気づかない
それに軽いサプライズにもなる。
俺の脳内には突然の父親の登場に焦って顔を赤くしている娘の姿が思い浮かんでいる。
「今回はしっかり機材も確保してあるし、どんな瞬間も逃せないよ!」
「有難うございます、首領。」
「はぁ…俺、Aさんに殺されるかも…」
車の中は文化祭でのAの話題でいっぱいだった。
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みつばち(プロフ) - のねすそさん» リクエストありがとうございました! (2018年12月31日 11時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
のねすそ(プロフ) - お話書いてくれたんですか( ; ; )嬉しすぎて吐きそうです (2018年12月30日 22時) (レス) id: ee3b8d77ab (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - 梓さん» これ、私が従兄弟にやられた実話なんです笑(最後のココアの部分は無し) (2018年12月30日 22時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
梓(プロフ) - 中也さん……デリカシーないよ……w (2018年12月30日 11時) (レス) id: 9adf8dcdc6 (このIDを非表示/違反報告)
みつばち(プロフ) - のねすそさん» リクエストありがとうございます!早速書いてみますね! (2018年12月29日 19時) (レス) id: 623dcd6ce2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みつばち | 作成日時:2018年9月26日 21時