違うんです。中也さん。

お願い9 ページ11

…ちょっとひどく言い過ぎちゃったかな…



中也ほっておいたらろくなもの食べないし。




もしこれで体調でも崩したら…






「…さん。Aさん。」







『え？』







「調査の報告に上がったんですよ。…考えことですか？」








『…まぁ…ね。』







「中也さんのことです？」







『うん…よくわかったね樋口ちゃん。』







「何と無くですよ。で？あれから仲直りしたんです？」









『あー…うん…まぁ。』








「嘘ですね。」








『え？！』








「中也さん、今日会議遅れかけてました。Aさんならそんなことさせないでしょう？」








『うぐ…でも喧嘩じゃないかも。』








「というと？」








『停戦状態…みたいな？』







「へ？どういうことですか？」






私は樋口ちゃんに条約の内容とそのほかのことを話した。







「そんな…そんな…」







『樋口ちゃん？』








「Aさんは悪くないじゃないですか！！ちょっと失礼します！」








『ちょっ！樋口ちゃんどこ行くの？！』








「中也さんのところです！」






…行ってしまった。





言い出したら聞かないんだよなぁ…いい子なんだけど。

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