兄妹でした【太宰治】

兄妹31 ページ33

「……ん。」




少し焦げ臭い匂いで目を覚ました。




パッと横を見ると太宰さんが座っている。




キッチンからは黒い煙がもくもく。





「だ、太宰さん！？」









「…ん？何…？」









「何？じゃないよ！キッチンキッチン！」









「…あ。」








見てみると真っ黒のダークマターが。






「…何作ろうとしたの。」









「お粥。作ってあげようと思って。」





意外と難しいもんだねっと星を飛ばしてきた。




…人を本気で殴りたいと思ったのはこれが初めてかもしれない。



でも、作ってくれようとしたんだ。


優しいところあるじゃん。





「あ、そうだ。二日酔い大丈夫？」









「今ので吹っ飛んだ。」









「じゃあ私のお陰だ！感謝しなよね。」









「あーはいはい。取り敢えずこのお粥(仮)を片付けるのでどっか行ってください。」









「はーい。よろしくね〜A。」



と長めの返事をして太宰さんはリビングで行った。






「…ん？」





今私さらっと呼び捨てで呼ばれた？





なんか日に日に呼び方が進化してるような…






「…………」







太宰幹部→太宰さん→？？？？



*******************




アンケートは明日の20:00までとさせて頂きます！


急でごめんなさい…

兄妹32→←兄妹30

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す