兄妹でした【太宰治】

兄妹23 ページ24

その頃の兄・太宰治





「はぁ…」




会議には当然遅刻。罰としてたくさんの書類整理を請け負うことになっちゃった。





「何してんだろ…私。」




別に待ってなくったってよかったはずなのに。




別に朝ごはんなんて作らなくたってよかったはずなのに。





そう思いながら渋々書類を取ろうとすると…




「いっつ！」





今朝火傷をしたところを擦ってしまった。





卵焼きでこんな痛い思いするんだからハンバーグなんかしたらどうなるんだろ。





「…あーもう！やめやめ！」






真面目に仕事なんてもう飽き飽きだよ。







「自 殺でも死にいこーっと！」



ついでに美しい夫人でもナンパしようかなぁ。






''誰かと違って任務に怠けるでも女好きでもありません！''






私、かなり嫌われてるよねぇ。





まぁ私も悪い点はあるんだけどさ。





「…どうすれば仲良くなれるのかなぁ。」






…そう言えば今日中也と任務だっけ？



取引がどうとかいってたな…






「…迎えくらい…行こうかな。」








悩める兄・太宰治

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