三十羽。 ページ31
「大先生、今日は起きないわね」
あんまりにも起きないから、周りの人は大体起こしてきてしまった。
…コネシマは起きないけど。
シャオロン「あいつもなんで起きへんねん！Aちゃん助けてや！」
「大先生、大先生！」
ロボロ「大先生昨日俺と一緒に部屋戻ったで？」
「…仕方ないわね、手が空いてる人は何人？」
ゾム「いち、に…結構おるな」
「三人ずつ上に乗っておきなさい。起きるわ」
トントン「私が乗ろう」
シャオロン「トントン一番下やから」
「大先生起きた？」
大先生の顔を覗き込んで、そのしかめた顔に笑いを堪える。
鬱「おっも…なんやこいつら…おっも…」
ゾム「トントン乗ってんねやから当たり前やろ」
鬱「お前も重いねんゾム…筋肉減らして…」
段々声が細くなっていく。あ、ちょっと本当に苦しそう…
トントン「唯一の救いはロボロって言うとこやな」
ロボロ「誰が綿毛や！」
トントン「言ってへんやんけ！」
鬱「あの、とりあえずどいてもらっていいかな？」
ほらどいてあげてね、と一番上のロボロの手を掴んで立ち上がらせる。
廊下からコネシマの声が聞こえて、ばたばたと部屋に近づく足音。
コネシマ「A！ここそんな本多いんか！」
「少なくはないと思うわ」
コネシマ「グルッペンだけずるいやんけ！教えて！」
コネシマの上でグルッペンが読んでいたんでしょう、…ひょっとして本をちらつかせれば起きるの？
鬱「なにそれぼくもー」
「じゃあ訳して別に書いておくわ。
その間はグルッペンに教えてもらって？」
グルッペン「仕方ないな…私の力の前に跪き給え」
鬱「えっどういうこと…」
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癒葉(プロフ) - 星空りゅなさん» ありがとうございます！月末はもっと力を入れて更新したいと思います(〃'ω') (2017年8月15日 16時) (
レス) id: 0156353fc1 (このIDを非表示/違反報告)
星空りゅな - とても面白いです…！ゾムさん好きなので書斎のお話嬉しかったです！更新待ってます、更新頑張ってください！ (2017年8月15日 12時) (レス) id: e1f99b34a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：癒葉 | 作成日時：2017年8月9日 10時
