十四羽。 ページ15
それからは本を持ってきて、二人に文字を教えたり読んで聞かせたりしていた。
蝋燭の灯りってすごく良いわ。
もう朝かな、とキジバトの鳴き声に本を閉じる。
「窓を開けに行きましょう！今日はきっとちょっとだけ暑くなるわ」
ゾム「全部で四階やろ？ここ」
「そうよ。私は三階と四階開けて来るから、あとは二人でね」
グルッペン「ならゾムさん、ついでにあいつら起こして来る？」
ゾム「あーいいっすね、じゃ俺一階周ってから行くわ」
ところでこの人達って喧嘩とかはするのかしら？暴言吐きあってるのは聞こえるけど…
三階も四階も、部屋が多いから大変なんだけど…もし眠る姿が性格通りなら、起こす方が大変そうね。
「皆は起きた？…ああ」
それぞれの部屋を周って、でもどこも静かで。
やっと人の声がすると思ったその部屋。
やっぱり性格がでるのかなあなんて考えながら、眠るコネシマを取り囲む皆に近付く。
「起きた？」
シャオロン「シッマ！…コネシマ！Aちゃん待っとるって！
…おいくそ雑魚チワワ！早く起きろや！」
オスマン「コネちゃん？こねちゃーん」
ひとらん「ダメだよ…今日のコネちゃん絶対起きないよ」
鬱「もうええやん白雪姫ごっこしよ？」
トントン「なにそれ、なに姫？」
鬱「…あ、い、やなんでもない」
あれはどうだこれはどうだと騒ぐ群衆の中からひとらんらんとオスマンだけを取り出して、今日は二人だけで作ってみない？と提案した。
オスマン「えー不安やなあ…」
ひとらん「俺はいいよ。自分がどの位できるかわかんないけど」
オスマン「流石や男前…じゃあ二人で先行ってるわ」
「いってらっしゃい、頑張ってね」
さて、あれをなんとかして起こさないと…
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癒葉(プロフ) - 星空りゅなさん» ありがとうございます！月末はもっと力を入れて更新したいと思います(〃'ω') (2017年8月15日 16時) (
レス) id: 0156353fc1 (このIDを非表示/違反報告)
星空りゅな - とても面白いです…！ゾムさん好きなので書斎のお話嬉しかったです！更新待ってます、更新頑張ってください！ (2017年8月15日 12時) (レス) id: e1f99b34a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：癒葉 | 作成日時：2017年8月9日 10時
