鷹の目とはまさにこのこと

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水原.､､､はぁ､翔平､いつまでそこに隠れてんの｡

大谷.！！

A.えっ､？！

水原さんの目線の方向を見るとほんとに大谷さんがいた｡

大谷.何でわかんの｡

水原.何年一緒にいると思ってんだよ､最初からわかってたわ｡俺をなんだと思ってんの？

大谷.､､使用人？

水原.お前な､､

A.いつから､､

大谷.一平さんが自己紹介してるとこから｡君が走っていったあとすぐ追いかけたから｡

結構最初からってことか､､

大谷.､､ごめん｡

A.えっ､､

大谷.俺は､ただ､君に聞きたかった｡君にとっての野球を｡

A.､､､女が出来るわけがないって何度も反対されて､何度も批判されて､､､それでもやっと漕ぎ着けたんです｡初めて見た試合の様に野球が出来ることが｡

大谷.､､､

A.うちにとっての野球は､命も同然なんです｡うちから野球を取ったら何も残らないんです｡それぐらい､大事なんです｡

大谷.ありがとう｡教えてくれて｡

A.いえ､そしてさっきはすみませんでした､カッとなったとはいえ､

大谷.いや､俺の言い方が悪かったから､､あ､もうひとつ言うと､肩､多分もうすぐ治るよ｡

A.え？

大谷.勘だけどね笑じゃあ頑張ってな｡一平さん行こ｡

水原.はいはい｡

大谷.じゃあね｡

ポンッ

A.､､､もうすぐ､

ただ慰めてくれているのだと思っていた｡けれどそれから2週間後､

医者.もう投げてもいいかもね｡

A.えっ！！

医者.だからといってあんまり無理に使わないようにね｡

A.は､はい！ありがとうございます！

本当に肩が治ったのだから｡そして栗山さん経由で一平さんの連絡先を聞きお礼の電話をした｡それからは相談相手になってもらっている｡

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