声 ページ43
それから10日が経ちAは身体だけでは無く頭にも色んな機械が取り付けられた
ロボロ「よしっA、俺が誰か分かるか？分かったら口に出さんでええから思い浮かべてみてくれん？」
『はいロボロさん。こんにちは』
無機質なキーボードの音とタイプライターが文字を打ち付ける音が響き次に無機質な機械音声が再生された
ロボロ「うん、ありがとう。紙の方も音声の方も問題無さそうやな。身体は平気か？」
『はい』
ロボロ「なら良かった。ごめんな？タイプライターうるさいよなぁこればっかりはパソコンやと上手くいかんくて
機械音声苦手な奴もいるから、紙の方も付けさせて貰ったわ」
『平気です。戦争はどうなりましたか？』
ロボロ「・・・Aのおかげで勝利したでありがとうな皆を守ってくれて」
『守って・・・ません』
ロボロ「いや、お前は俺等全員を守ったんよ。せやから・・・ほんまにありがとう」
椅子に座りながらAに向けて頭を下げるもAはばつが悪そうに目を細めた
『怒らないんですか？命令違反ですよ』
ぺ神「怒らない・・・ううん、怒れないよ」
先程カルテを書いていたしんぺい神がAの前髪を軽く撫でながら片手で自身の雑面を外した
ぺ神「確かに命令は破った。でも俺達を理解して独りで全部背負って自分を賭けて俺達を守った
こんな優しいいい子誰も怒れるはず無いよ」
『お人好し』
ロボロ「なんとでも言えw」
鬱「ロボロー終わったん？」
ロボロ「あぁ終わったで大先生」
鬱「なら良かった。よっと」
鬱は医務室にノックなしで入り棒つきキャンディーを口に突っ込みながら新しい椅子を引っ張りだし近くに座った
『飴』
鬱「ん？あぁしんぺいさんに傷が治るまでタバコ禁止されとんねん」
ヘラヘラ笑っている鬱は目を細めて飴の棒をタバコのように指で挟み口から出した
鬱「さて前はなにも考えない思わない感じなかったAちゃんは前に僕が言いたかった事分かった？」
ロボロ「なんの事やねん」
ぺ神「前の悲しむ人だのなんだのって話？」
鬱「そ！」
タイプライターが動き出すと同時に全員がAに視線を戻す
『正直分かりません』
ロボロ「そりゃ無理ないわな」
『でも』
鬱「んー？」
『コネシマさんの声が聞こえなくなって、皆さんが辛そうな声をずっと聞いてるのは多分嫌でした』
ぺ神「A」
タイプライターはどんどん文字を打ち続け音声がそれに続く
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 224人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「wrwrd」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たぴくん - めっちゃ続き気になります！更新頑張ってください！ (2022年9月17日 21時) (
レス) @page34 id: f184817549 (このIDを非表示/違反報告)
みずき - えっあ重っえあ、こういう作品好きです、応援しとります、更新頑張ってください (2022年9月17日 20時) (レス) @page34 id: 129e1b5429 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - 更新ありがとうございます！とても続きが気になります！更新頑張ってください！ (2022年8月7日 23時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
冥界の薔薇 - このような話めっちゃ好きです！他の作品も全て読まさせてもらいました！無理はしない範囲でいいので頑張ってください！応援しています！ (2022年8月2日 9時) (レス) id: c3c04812a2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：春よこーいw | 作成日時：2022年7月6日 3時
