７つまでは神の子 (ページ49)

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選択ページ49

ひとらん「なら俺はどうすれば良かったんだよ！どうすれば満足なんだよ！」

腹から声を出し大きく呼吸するひとらんの襟を兄さんが思いっきり掴んだ

兄さん「んなの知らねぇよ」

ひとらん「兄さん達には分からないよ。結局は他人なんだから」

兄さん「なら父親のお前にはAがどうすれば良かったか何が正解か分かんのかよ」

ひとらん「それはっ」

ロボロ「少なくともAを捨てたあの日からはAは夢には出てこんかったんやろ？なら実際は後悔しててもそれが正解やって思ってたんやない？俺のせいや無い。仕方なかったんやって」

コネシマ「カッとなってある事無い事言うのは別にええと思うで？やけどそれはその後に謝れたり関係が壊れん相手限定や無いんか？まぁ知らんけど」

鬱「別に皆はらんちゃんを責めたい訳やないんよ
なんなら止めなかったワシらやって同罪やから」

ゾム「だからこそこれから少しでも良い方を選んだら良いんや無い？」

ひとらん「少しでも・・・良い方」

シャオロン「仮にあの女の一族根絶やしにして全員で夢に出てきてもAはそれより辛かったやろうし苦しかったと思うで？少しでも理解してやれるんなら良い方や無い？」

ショッピ「それに一人で抱え込まなくて良いじゃないっすか」

チーノ「仲間の俺達皆で背負っていけば良いのでは？！」

グルッペン「まぁ決めるのはお前だ」

トントン「まぁ所詮１人の人間なんやから何が誰にとって良いのか、正しいのか何て分からんわな」

オスマン「そう考えたら何が良いのか正しいのかってくだらない事めう」

エーミール「貴方は偽の幸せ家族ではなく我々を選んだんです。なら我々皆でバカやって笑って内ケバして生きていけば良いのでは無いのでしょうか？」

ひとらん「でもAは・・・」

コネシマ「なんや？確かにお前の娘やけどもう捨ててるんやから他人みたいなもんやろ」

グルッペン「他人からやり直せばいい・・・我々の仲間と言うバカらしく狂っている他人からな」

ひとらん「ごめん」

鬱「泣くなやw貰い泣きしそうなる」

ロボロ「とりあえず一族全員リストアップするわ」

ひとらん「お願いねロボロ」

トントン「よし、なら決まりでええな」

ひとらん「うん。グルちゃん・・・いいや、グルッペン俺に全部任せてほしい」

グルッペン「手が必要なら言え。期待してるゾ！」

ゾム「やりますかぁ」

鬱「はぁタバコ吸ってきまぁす」

コネシマ「俺も行くわ」

ショッピ「ワイも」