７つまでは神の子 (ページ36)

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やり過ぎページ36

ロボロ「やりすぎやアホ。国民達はドン引きやで」

ズルズルと処分されていく死体を見ながらAは一言も発さずただ血溜まりを見つめていた

ロボロ「A？聞いとるんか？」

コネシマ「おい！」

その場の音なんてAにはどうでもよかった

両目をカッと見開いて拳銃をひとらんに向けていた

トントン「鬱！」

鬱「いや、今はシラフの筈や！俺は打っとらん！」

前回のように感情的になる薬は使用してないと鬱が断言すると全員が臨時戦闘体制に入った

『ねぇ私ってなんだったのかな？』

ひとらん「は？」

『鏡に写る私は私なの？』

シャオロン「何、言って・・・」

『皆はその綺麗な手で物をすくうのに私には出来ないの』

ぺ神「A、それを下ろしな」

『どうして愛なんて実態の無い物に群がって欲しがって現実が見えなかったの？』

ひとらん「お前には・・・関係ないだろ」

『アッハハハ！そうっそうだよ！私には関係ない』

ショッピ「嫌な予感がするんすけど」

チーノ「奇遇やね、僕も」

『でも関係ない私はいつも人の悪意を食らって生きてきた』

オスマン「知ってるめう」

オスマンがゆっくりAの元へ歩くと優しく抱き締めた

オスマン「君が傷付く事で俺も国民達も全員が笑顔でその日を過ごしてためう
何か都合が悪いとすぐ悪魔だ何だって言って君に罰を与えた。それによって犯罪が比較的に減った」

『よかったですねおめでとうございます』

拳銃は構えたままオスマンから離れようとするが上手くいかない

オスマン「苦しかったな辛かったな、嘘を貫く内に本当が分からんくなって笑うしか出来んくなって」

『離して、離さないなら撃つ』

オスマン「痛いもんは痛いし苦しいもんは苦しいのにな。知らんぷりしてごめんめう無意味に嫌ってごめん」

『離せ！』

ジタバタ暴れるがオスマンは離さずに力を強めた

オスマン「心を許したしんぺいさんも兄さんも俺らの仲間で絶望したやろ？あぁ永遠に監視されて憂さ晴らしに使われるんやって悟ってたんやろ？」

しんぺい神と兄さんは目を見開きAの元へ行こうとしたのをグルッペンが止めた

グルッペン「まぁまて」

『もう私に・・・近付くな！！』

銃をオスマンに向け怯んだ隙に離れた

オスマン「なぁ俺らを名前で呼ばないんは俺らが分からんからやろ？」

ロボロ「名前覚えんのが苦手なんや無いの？」

オスマン「ちゃうわな。なぁA
分からないんやろ？俺達の顔」

鬱「冗談キツいでマンちゃん」