７つまでは神の子 (ページ35)

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処刑ページ35

それから数日経ちAの母と妹の処刑の日

処刑は国全体に中継され今はトントンにより2人の罪が読み上げられた

グルッペン「さてと、以上がお前の・・・お前らの罪だ。何か弁解があるか？」

母「わっ私達は無実よ！そこにいる悪魔のせいよ！」

Aを指差し反抗する母を冷たい目で見下すグルッペンは肩を竦めて処刑人に合図を出し処刑人が剣を大きく振りかぶるとAがその処刑人を気絶させた

グルッペン「どういうつもりだ」

『今死のうが１時間後に死のうが一緒なんだからショーを１つしましょうか』

Aはカメラに向かいニッコリ笑う

『この国は多くの者が思想を持って宗教に心酔する人までいる。いや国民の大半は神をしんじているのでしょうこの罪人達のように！』

鬱「何がしたいんやAちゃん」

オスマン「嫌な予感めう」

『でも私はこう思うのです・・・神なんかこの世に居るわけ無いでしょバーカ！』

トントン「あぁやりおったアイツ」

『不平等な神なんかクソ食らえ、いやむしろ神は本当に存在していてクソの塊こそがあんたらの言う神なのかもしれない』

兄さん「まぁもう止めようとしても手遅れだろ」

『不平等の世界を作り人間がどう行動するか見て楽しんでる、私達はボードゲームと同じ様に神の娯楽でしか無いんですよ
いい加減気付けよバーカ』

ケラケラ嘲笑いながらも的確に国民を追い詰めるA

『でも、そんな全知全能のクソッタレな神が作った我々人間が神に勝てるものがあるならなんだと思います？』

ゆっくりと罪人2人の頭に触れニッコリ笑うと1発の銃声が木霊した

ぺ神「はぁあのおバカ」

『それは悪意と欲ですよ』

続けてもう1発撃つとどちらもヘッドショットで罪人は寄り添う様しながら息を引き取った

『悪意は善意の倍存在しうる。それは何故か』

ひとらん「っ！」

Aはひとらんに視線を写すとニタニタ笑い続けた

『そんなの誰も考えやしない。太陽が昇れば影が出来るのと同じくらいに普通の事だから』

チーノ「ヤバすぎやろ」

ショッピ「独断演説会場になってますやん」

『悪意が人を貶める、欲が人を狂わせる
神々からしたらその悪意と欲がゲームを楽しくさせる唯一のスパイス・・・それは何故か』

コネシマ「ここまで来たら分かりきった話しやな」

『答えは実にシンプル
神には欲も悪意存在しないから』

Aの言葉と同時にロボロは中継を切断した