７つまでは神の子 (ページ4)

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夜ページ4

ひとらんも夫婦の部屋に戻りベッドに横になるが上手く寝付けず隣でぐっすり眠っている妻の髪を優しく撫でた

ひとらん「せめて君と姫は守るから。アノ子みたいに見捨てたりは絶対しないから」

そんな事を呟いていると耳を劈く様なサイレンの音に驚き条件反射と言わんばかりに妻を抱き締めた

ロボロ「侵入者や！その場に居合わせた兵士は眠らされとって被害は無いけど被害が出る前に片せ！」

スピーカーから聞こえるロボロの声を聞き届けその場に行こうとしたが不意に姫が気になった

母「姫、姫は無事なの？！あの子今動けないのに！ねぇあなた！」

ひとらん「ごめん、俺達夫婦は姫が心配だから姫の所に行くね」

縋り付いてくる妻を無下には出来ずエーミールにインカムで伝えると早足で姫の眠る部屋に走った

姫の部屋のドアを勢いよく開けるとマントをまとった子供が姫にナイフを突きつけていた

ひとらん「姫！」

咄嗟に走りだし子供に体当たりし姫の安否を確認したが別状がなくホッとする

『最悪、幹部だ』

母「貴女は誰なの！私達の娘に何をする気？！」

『うーん、姫様苦しんでるみたいだから殺してきてあわよくば私も死のうかなぁと』

母「ふっふざけないで！！」

『うるっさw』

ひとらん「残念だけど姫は殺させないよどんな事があってもね！」

ひとらんとAの交戦は続いた

ロボロ「やめろひとらん！」

ひとらん「でも」

ひとらんがAを切り捨てようとした時ロボロがドアを蹴破って止めに入った

ロボロ「落ち着けや、まずは事情聴取が先やろ」

グルッペン「おお間に合ったか」

ロボロ「当たり前じゃボケ」

後ろからそっと近付いていたチーノがAを押さえ付けた

『あー、コンテニュ？』

グルッペン「アホ言え、ゲームセットだ。お前の相棒もあの世へ送った。あとはお前だけだ・・・A？」

『名前で呼ばないでくれる？不快』

うしろでその女は不敬罪だ殺せだのヒスを起こす母は鬱とコネシマ、オスマンが宥めていた

『うわぁヒステリックとか久々に見た』

グルッペン「で？キミは一体何者だ？なぜ此処へ来た？なぜ姫を殺そうとした？」

グルッペンが質問をしトントンがAからフードを奪い取るとその場の時が止まった

オスマン「アル・・・ビノ」

『見せ物じゃ無いですよ。何者も何もただのスラムチルドレンですよ此処へ来たのは姫を殺す為』

兄さん「やっぱりAか、久しぶり」

『あぁタバコのお兄さんこんばんは』