７つまでは神の子 (ページ2)

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父と母ページ2

一方城の方では今にも死にそうな娘を思い両親幹部共々血眼で助ける方法を探していました
総統と数人を除いて

母「っ！どうして？ただでさえあの子は苦しんでいるのにっ」

ひとらん「落ち着いて、まだ手遅れって訳じゃない。助かるよ！大丈夫」

ペ神「でもこの感じだと早く見つけなきゃだね、薬で押さえられるのは本当に時間稼ぎだから」

鬱「うーん、姫ちゃんの血液珍しいもんなぁ」

コネシマ「こればっかりは金ではなんともならんしな」

ロボロ「こんな小さいんに癌とはなぁ」

グルッペン「今更なに騒いでる」

トントン「グルッペン！」

グルッペン「忘れたのか？産まれたての赤ん坊を空腹状態で川に流したんだその時点で娘の1人は手にかけてるだろ」

ショッピ「でもそれとこれとは話が替わるでしょ、12年も一緒に居た元幼女っすよ？」

チーノ「元幼女を強調すなーw」

グルッペン「変わらんだろ、アルビノだろうがなんだろうが最終的には親であるお前らに委ねた。つまり自分のガキを自分達の意思で川に流し
最後の晩餐も無しと来たものだ」

ゾム「そうやけど・・・」

グルッペン「さぞかし腹が減っていただろうな
無念だったと思うゾ」

オスマン「死んでたらの話めう。アルビノは希少やからワンチャンどっかの金持ちん所におるかも知れないめう」

母「なら！ならあの子から臓器を・・・」

トントン「すまん、それは許可出来んわ」

母「どうして！」

ひとらん「・・・どうしてもダメなの」

ロボロ「１度捨てた身やろ。生きとったとしても干渉する資格なんて無ければドナーになんておこがましいで」

母「でっでも！」

ロボロ「俺は小動物飼う事位しかした事無いけど責任持てないなら元から作んな。捨てたもんに縋るのも止め？自分勝手すぎや」

口論は続きあーだこーだと言ってる内に外は夕焼け色に染まり各々解散しひとらんとトントンだけが残った

ひとらん「生きてるのかな・・・アノ子」

トントン「さあな、でもグルッペンもロボロもタラレバを熱弁する訳ないし生きとるんやろな」

ひとらん「俺・・・どうするのが正解だったのかな？俺は家族を守りたかっただけなんだ」

トントン「分かっとるよ、でもまぁひとらんの嫁さんはだいぶ自分勝手やけどな」

ひとらん「弱い人なんだよ。だから俺が守ってあげないと」

トントン「ほーか、まぁ長くは続かんやろから大事にしぃや」

ひとらん「それってどういう・・・」

トントンはひとらんの声を背に書記長室へ戻った