７つまでは神の子 (ページ1)

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生き方ページ1

Aはいつも通り薄暗い道を通りながら食べ物を漁り歩いていた

『今日は祭りの癖に食べ物少ないなぁ、はぁツいて無い』

モブ1「おーAじゃん！こんなとこにまで来るとか食糧難ヤバくね？これやるから食えー」

Aがその場に腰を下ろすと路地を曲がった少年が抱えていたパンを１つAに投げた

『ありがとう』

モブ1「良いって、俺が体調崩した時お前が薬持ってきてくれたしな！あの薬なきゃ俺死んでたしw」

『あんたっていくつだっけ』

モブ1「あ？お前と同い年だから12歳だろ、ボケたか？」

『死ね』

モブ1「ひでぇなw」

Aと少年は同じ孤児院で引き取られ育てられたが一定の年を越えると金儲けの道具として使いふるされ捨てられたのだ

『もう大丈夫なの？咳』

モブ1「おう！昼間こんな所にしか出てこれないお前よりマシだ」

『確かに』

モブ1「そういえばお姫さん癌になってドナー探してんだとよ、立候補するか？」

『冗談じゃない、私達みたいなゴミ虫の臓器なんて調べもされずにゴミ箱行きだよ』

モブ1「そりゃそうか」

『ねぇどうせ私達近い内死ぬんだしさ、ちょっと楽しい事しようよ』

モブ1「あ？てかちゃんとフード被れ」

『その死に損ないのお姫様私達で殺そうよ。今まで殺してきた人達と同じように』

モブ1「そりゃ面白そうだ。やろうぜ相棒」

『お互い死んでも恨みっこなし』

モブ1「おう！今夜いこうぜ！お互い元気なのも今日までかも知れねぇしな」

『うん、最後のお遊戯だし・・・楽しも』

薄暗い路地裏に2人の子供が笑っていた

子供の周りにはゴミが散らばっており酒や薬に溺れた人間達も転がっていた

モブ1「こんな肥溜めみてぇな所では死にたくねぇな」

『死ぬなら、あの城の中でふわふわのカーペットの上が良い』

モブ1「な！分かるわぁw」

死肉が腐った臭いが充満する中2人はこれから遊びにいくかのように笑いあっていた