水色とカメラと猫 ページ26
コネシマ目線
あれからAの失踪が発覚し捜索する暇もなくあの女が声高らかに終戦宣言を表明し、Aは寝返ったと語っていた
コネシマ「ほれみろ、やっぱりただのスパイやないか。作戦流しやがってあのガキ」
同じく喫煙所にいるショッピはタバコを咥え下を向いてしまった
コネシマ「まぁあんなガキ1人に壊される程俺らは弱ないしな、これからどーとでもなるやろ」
ショッピ「っすね」
コネシマ「まぁしょせんエミさんがどんなに気に掛けてもしょせん家族なんてフィクションや」
ショッピ「・・・本当にそう思ってるんすか」
コネシマ「ん？」
ショッピ「Aがスパイで作戦を横流しにしてたって本当に思ってるんすか」
コネシマ「・・・」
ちゃう事くらい分かっとるわ
あのガキは奇妙で許可なしにパシャパシャ人の写真撮るようなモラルもないガキやけど
自分の嫌いな物の為に綺麗なもんを捨てるわけ無いのくらい
コネシマ「分かっとるわ・・・んなこと」
吸っていたタバコを握り潰し軽く火傷したであろう掌には不思議と痛みはなかった
コネシマ「あのガキはとんでもないバカや、どーせ俺らが勝てへんの察知して寝返ったんやろ
俺らの為だけにまた便利な道具に逆戻りや」
ショッピ「たぶんもう1人スパイは居たんすよ、Aの部屋の周りを彷徨いても不思議に思われない程信用がある観光客が」
コネシマ「あのガキが痛いって言っとん所見た事あるか？」
ショッピ「え・・・ないっすけど」
アイツは痛みを感じる事が出来なかった
コネシマ「アイツが嫌いなもんは」
ショッピ「醜い物としか」
アイツが俺らに何かをねだった事も無かった
コネシマ「アイツは心がないんやなくて、割れてバラバラになっとるんやろな」
俺やロボロは確かに心無いかもしれん
でもAには確かにあったのだろう
心があったからこそあのカメラに縋ったのだろう
コネシマ「グルッペンはなんて？」
ショッピ「今は協定を受け入れて息を潜めるそうっす。その時が来るまで」
まぁせやろな
Aが作り出した時間を無駄に出来んしな
ショッピ「今までよりちゃんとした扱いになれば良いっすね」
そんなん望めんやろ
アイツの今までの待遇から考えるにどうせまたこき使われてボコボコにされるやろう
コネシマ「まぁ細かいのはグルッペン達の仕事やしええやろ」
ショッピ「っすね」
待っとれ生意気なクソガキ
コネシマ「まぁガキの家出やしすぐやろ」
引きずってでも連れ戻すからな
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葉っぱ - 完結お疲れ様です‼最終話を読んで今涙ボロボロでうっています。素敵なお話をありがとうございました。 (2022年1月17日 21時) (
レス) @page36 id: 2f7b225366 (このIDを非表示/違反報告)
あいる(プロフ) - 完結おめでとうございます！感動してしまったり微笑ましくなったりいろんな感情になりました！とても、面白かったです！ (2022年1月16日 13時) (レス) @page36 id: 072a11d2a3 (このIDを非表示/違反報告)
AYM - 完結おめでとうございます！！いやぁ、よかったよぉ(泣)この作品本当に好きですし、春よこーいw さんの作品全部好きです！ (2022年1月16日 10時) (レス) @page36 id: 74fcfd0a5e (このIDを非表示/違反報告)
プライ(プロフ) - 完結おめでとうございます！本当に好きな作品です！ (2022年1月16日 8時) (レス) @page36 id: ee059c340d (このIDを非表示/違反報告)
Siitake(プロフ) - カンケツオメデトウゴザイマス！オキニイリサクシャトウロクシツレイシマス (2022年1月16日 0時) (レス) @page36 id: 01565e1f6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2021年10月30日 20時
