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俺は元々ギリギリ今日食うものを確保してるような貧困家庭で育った
父親は日雇いで働き、俺に食わせる物を買いタバコと酒に逃げ、母親は夜の街で働きながら空腹を紛らわす為にドラッグを使用していた
崩れかけと言っても良いほどボロい家さ
近くに貴族の土地があってな、ずんぐり太った貴族どもがよくゴルフをしていてな、ゴルフボールだのへし折れたゴルフクラブなんかが頻繁に飛んできていた
ゴルフボールだのクラブに当たって流血する度に自身が最底辺だと思い知らされた、まさに地獄
あぁ地獄その物だったさ
でも俺はそんな物どうでもよかった
血が出ようが街の奴等から邪険にされようが知識があれば這い上がれる。街のバカどもの言葉よりも図書館にある歴史に俺は興味を引かれた
それ以外正直どうでもよかった
そんな時俺はトントンに出会った
当時のトントンはもうAの護衛として近くに居る所を見かけたがよく１人で俺の家の近くの木に八つ当たりしていた
トントンはよく姫であるAや王族、貴族の愚痴を言っていた俺がトントンと関わり出したのはその辺りからだ
そこから月日が流れいつも通りトントンと話す為木の側にいると王族の親衛隊に捕まってしまってな
バカの一つ覚えの様な拷問を受け、牢に入れられたその日の深夜俺は初めてAとしっかり顔を会わせた
それはもう美しい満月だったんだ
なんとなく月に触れる気がしてな、痛む体に鞭うって地面に座り込むと換気用の小さな窓に手を伸ばした
Aはそれを見て俺に聞いた『どうして捕まったの？ナニかしちゃったの？』と
俺が無視をすれば壁に掛かっていた俺の牢の鍵を器用に取って牢を開けるとここにいると死ぬ、さっさと逃げろと言ってきた
それに対して俺はどーでもいいと答えた
『どうして？死んじゃうんだよ？怖くないの？』
グルッペン「怖い？酷い冗談だゾ」
『怖くないってスゴいね、でも出ないと本当に死んじゃうよ？死んだら何も出来なくなるんだよ？』
グルッペン「お前は変な姫だな、俺が生きていたらいつか反乱軍を作ってお前ら王族と貴族を殺すかも知れ無いんだゾ」
『そっか、がんばってね！』
そういいながら俺の手を引っ張り強引に俺を立たせると牢の外へ押した
『この時間見張りのおじさん居眠りしてるからさっさと逃げちゃってね！』
グルッペン「俺を逃がしたと知られたらお前は罰を受けるゾ、箱入りのお姫様は叱られるのも嫌だろ？」
俺がその時吐ける精一杯の嫌味だった
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春よこーいw(プロフ) - フレンチクルーラーさん» ありがとうございます！思いつきばったりの作品ではありますが完結まで頑張ろうと思いますので最後まで楽しんでいただけると幸いです！ (11月30日 21時) (
レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - やっぱり作品全部好きです。珍しい感じですが楽しみにしてます (11月28日 15時) (レス) @page22 id: c6e205f5c8 (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - モモさん» お褒めいただきありがとうございます！全くヤバくは無いですよ！まぁ主はそれ以上提言せずニッコリ微笑んでおきますね！これからも頑張らせて頂きますw (11月21日 2時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 作者様特有のあのとても心にくる内容のお話が本当に大好き！絶対こんなこと言ってる私もヤバいと思うけどwこれからも頑張ってください！応援してます！あとちょこちょこ面白いネタがあるのも最高に癖になりますw (11月17日 20時) (レス) @page15 id: bd57c4fe8f (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - 烏丸さん» いやぁたまにはいつもと違うの書きたいなぁという思いつきで後先考えず書いてるのでこれからの流れとか正直まったく考えてないんですけどこれからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (10月24日 6時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2023年9月18日 22時
