神の夢 ページ4
俺はナースコールのボタンをまだ２本の指が残っている右手に握らせてカーテンを閉めた
これ以上今のAを見ていられなかったから
俺が部屋に戻るとふと横の棚に目がいき、なんとなく掃除をすると棚の端っこに小さく折り畳まれたナニかが隠されるかのようにポツンと鎮座していた
ぺ神「なにこれ、写真？」
丁寧にナニかを広げると俺の白衣を着て楽しそうに空の注射器を掲げているAと雑面を外しばか笑いしている俺が写っていた
あぁ、懐かしい
そう、Aは本当に明るくて元気な子だった
なんとなくベッドに転がり写真を眺める
Aは元王族で護衛だったトントンと幼馴染み
トントンとグルッペン、オスマンが腐った王族どもを蹴散らして革命を起こす！と息巻いてすぐそれをどこから嗅ぎ付けたのか『革命？なにそれスッゴく格好いい！私も仲間にいれて！』と飛び込んできたらしい
Aも王族ではあったが親に愛されず女に産まれた事で虐げられてきた為王族に未練はなくグルッペンが女王に進言したがすぐに断りグルッペンが総統になった
ぺ神「戻り・・・たいなぁ」
干渉に浸りながら目を閉じると久しぶりに過去の記憶を夢に見た
『ぺ神！紙で指切ったぁ、ベッドで休んでいい？』
ぺ神「絆創膏あげるから書類やりなさい」
『だって書類やってたら誰も構ってくれないじゃんか！あの脳筋達は書類しないでトントンとおいかけっこしてるし、ずるくない？』
ブーブー文句を垂れながらベッドに潜り込み不貞腐れているAに俺は呆れながらわざとらしく残念な感じを出しながら言った
ぺ神「そっかぁでもさ？周りがそんなならしっかり全部終わらせたらご褒美にトントンが休み取ってご飯くらい連れてってくれるんじゃない？」
ご飯と聞いてベッドに潜り込んだAのシルエットがピクピクっと反応する
あとひと押しだな
ぺ神「そういえば下町のトントンお気に入りのラーメン屋、まだ連れてって貰ってないんだよね？そろそろあそこのラーメン食べたいって言ってたからもしかしたら連れてってくれるかもしれなかったのに残念だねぇ。まぁまたの機会に頑ば・・・」
『本当？！それ本当？！』
目を輝かせながらベッドから飛び起きてくるA
ぺ神「こんな嘘付かないよ。書類終わらせておねだりしてみたら？」
そういうの幼馴染みの特権って感じよくない？とゴリ押して、指に絆創膏を巻いてあげると『うん！』と明るい声で返事してバタバタと自室へ戻っていった
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春よこーいw(プロフ) - フレンチクルーラーさん» ありがとうございます！思いつきばったりの作品ではありますが完結まで頑張ろうと思いますので最後まで楽しんでいただけると幸いです！ (11月30日 21時) (
レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - やっぱり作品全部好きです。珍しい感じですが楽しみにしてます (11月28日 15時) (レス) @page22 id: c6e205f5c8 (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - モモさん» お褒めいただきありがとうございます！全くヤバくは無いですよ！まぁ主はそれ以上提言せずニッコリ微笑んでおきますね！これからも頑張らせて頂きますw (11月21日 2時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 作者様特有のあのとても心にくる内容のお話が本当に大好き！絶対こんなこと言ってる私もヤバいと思うけどwこれからも頑張ってください！応援してます！あとちょこちょこ面白いネタがあるのも最高に癖になりますw (11月17日 20時) (レス) @page15 id: bd57c4fe8f (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - 烏丸さん» いやぁたまにはいつもと違うの書きたいなぁという思いつきで後先考えず書いてるのでこれからの流れとか正直まったく考えてないんですけどこれからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (10月24日 6時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2023年9月18日 22時
