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私をしっかりと拘束する鬱様
メイド「ねぇどうしてもっと早くA様を労らなかったの！どうして見捨てたの！革命以来の仲なんでしょ？！ならなんで簡単に切り捨てたの！」
あぁ本当に情けない
私なんかが泣いちゃいけないのに涙が止まらない
メイド「事が起こったのは４年前、でもそのずっと前からあんたらはA様を虐げてきた！どうして真剣に調べなかったの！どうして疑わなかったの！どうしてA様を信じなかったの！」
あぁそっか、私は羨ましいんだ
壊れてしまう最後の時までA様に大切にされ続けて来たこの人達が羨ましくて悔しい
私より長く側に居たくせに、たくさん笑って泣いて怒って一緒に楽しんでたくせに
優しくて、何よりも脆くて強いA様を簡単に壊してしまったコイツらが嫌いだ
自覚なんてしたくなかったかも
メイド「なんであんた達なのよ！」
私の声から絞りでたのはガラガラの声で鬱様は私からそっと離れ、私は地面に倒れこみながら泣いた
メイド「なんでいつもあんた達なのよ！苦しめるのはあんた達なのにっ！あんたらが見捨てた側なのに！なんでA様の側にいられるのも求められるのもあんたらなのよ！」
トントン「エリーゼ」
メイド「あんた等なんか戦争して全員死んじゃえばいいのよ！痛みに悶えながら苦しんで死んじゃえばいいのよ！」
幹部連中は駄々を捏ねる子供のように泣きわめく私を拘束することはせずただ私を見つめていた
横目で周りを見渡せば高飛車で傲慢な幹部達はもう影も形もなかった
涙を堪える猫と梟
口を固く結び鼻を鳴らす狼とチワワ
涙をこれでもかと流し声を我慢する孔雀と猿
雑面を濡らして手で顔を覆う神とハムスター
表情を崩さず両手を固く握り血を流すオウムと本の虫
そっと煙草や愛刀に手を伸ばす一匹狼とシロクマ
そして
平気を装う鷲と豚
やっと・・・A様が愛した憎らしい幹部連中が戻ってきた
メイド「きっともう大丈夫」
涙をグッと堪え小さく呟いて立ち上がるとコネシマ様が私を睨む
メイド「独りで逝けるので失礼します」
ゾム「そんなん許可できるわけ！」
トントン「ええゾム！道は分かるなエリーゼ」
メイド「勿論。あんたらと違って道を外れたこと無いので」
トントン「そか・・・グルッペン」
グルッペン「・・・エリーゼと言ったか。また会おう」
メイド「ハッA様なら大歓迎ですけどあんたらは御免被ります」
A様の幸せを心から願い
私は
逝くべき所へ逝った
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春よこーいw(プロフ) - フレンチクルーラーさん» ありがとうございます！思いつきばったりの作品ではありますが完結まで頑張ろうと思いますので最後まで楽しんでいただけると幸いです！ (11月30日 21時) (
レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - やっぱり作品全部好きです。珍しい感じですが楽しみにしてます (11月28日 15時) (レス) @page22 id: c6e205f5c8 (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - モモさん» お褒めいただきありがとうございます！全くヤバくは無いですよ！まぁ主はそれ以上提言せずニッコリ微笑んでおきますね！これからも頑張らせて頂きますw (11月21日 2時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 作者様特有のあのとても心にくる内容のお話が本当に大好き！絶対こんなこと言ってる私もヤバいと思うけどwこれからも頑張ってください！応援してます！あとちょこちょこ面白いネタがあるのも最高に癖になりますw (11月17日 20時) (レス) @page15 id: bd57c4fe8f (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - 烏丸さん» いやぁたまにはいつもと違うの書きたいなぁという思いつきで後先考えず書いてるのでこれからの流れとか正直まったく考えてないんですけどこれからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (10月24日 6時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2023年9月18日 22時
