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ペラペラと捲れば内ゲバの記録や嫌な事、楽しかった事、失敗した事等が書かれていた
鬱「これまた懐かしいモン引っ張り出したなぁ」
ロボロ「せやな、日記はAの日課やったらしいし」
ロボロはポンポンとノートを出してはテーブルの上に重ねていく
ロボロ「この日記辺りから拘束される時のやな」
ロボロが差し出したノートはボロボロで下手に扱うとページがバラバラに散らばるのではと思うほどボロボロだった
ロボロ「そんでこの３冊が拘束後の日記」
ロボロが鬱の顔スレスレに差し出したノートは表紙もページも黄ばんでいて、赤黒いシミや黒いカビ
土のような物が付いていて乾燥しているのに酷い異臭を放っていた
鬱「グっ！ロっロボロ！コレ」
ロボロ「せやで？臭いの原因」
ロボロが乾いた笑みを浮かべながらその日記を撫でると鬱は体の力がフッと抜けて床に膝をつく
鬱「なっんでソレが此処に・・・処分したはずや！」
ロボロ「それが出来てへんのよ。Aの無実が公表される２日前くらいにグルッペンから渡されてな？出来たら読める文字になおしてくれって言われてん」
鬱「読める字？Aのなら読めるやろ」
ロボロ「コレ・・・読めるん？」
ロボロがノートをテーブルの上で開き鬱に見るように言えば鬱はヨロヨロと立ち上がりノートを覗き込むと目を見開いた
ロボロ「読めへんやろ？俺も頑張って解読してるんよ」
インクではなく血液で書かれた赤黒い文字であろうミミズのような字に鬱が両目を見開くとロボロはノートを閉じてランタンの明かりを少しおとした
鬱「うっ嘘やろこんなん。やってAは処刑前ちゃんと綺麗な字で署名出来てたやん！」
ロボロ「その頃にはノートなんかきれてた筈やから自分の血ぃ使って壁に頑張って忘れんように練習してたんやろうな」
ロボロが思いだすかのように言うと鬱は確かにAを拘束していた牢の壁や床には落書きのような何かが沢山残してあったなと思い出す
鬱「この・・・臭いは」
ロボロ「分からん。でもまぁAが居たのは拷問用の牢やからな、陽の光が入らないわ風呂もトイレもベットすら無いわで不自由しかない牢の中やった訳で、何がついとっても不思議はないよな」
鬱「よくもまぁ正気で居られるな」
ロボロ「やないと俺の気ぃが狂うやろ。このご時世狂ったやつの負けやねん」
鬱「せやな」
ロボロ「わかったらさっさと出てってや」
鬱「おん」
鬱が出ていくとロボロも少しして後を追うように自室へ戻った
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春よこーいw(プロフ) - フレンチクルーラーさん» ありがとうございます！思いつきばったりの作品ではありますが完結まで頑張ろうと思いますので最後まで楽しんでいただけると幸いです！ (11月30日 21時) (
レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
フレンチクルーラー(プロフ) - やっぱり作品全部好きです。珍しい感じですが楽しみにしてます (11月28日 15時) (レス) @page22 id: c6e205f5c8 (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - モモさん» お褒めいただきありがとうございます！全くヤバくは無いですよ！まぁ主はそれ以上提言せずニッコリ微笑んでおきますね！これからも頑張らせて頂きますw (11月21日 2時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
モモ(プロフ) - 作者様特有のあのとても心にくる内容のお話が本当に大好き！絶対こんなこと言ってる私もヤバいと思うけどwこれからも頑張ってください！応援してます！あとちょこちょこ面白いネタがあるのも最高に癖になりますw (11月17日 20時) (レス) @page15 id: bd57c4fe8f (このIDを非表示/違反報告)
春よこーいw(プロフ) - 烏丸さん» いやぁたまにはいつもと違うの書きたいなぁという思いつきで後先考えず書いてるのでこれからの流れとか正直まったく考えてないんですけどこれからも楽しんで頂けるように頑張ります！ (10月24日 6時) (レス) id: fa6ba2ac8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：春よこーいw | 作成日時：2023年9月18日 22時
