【呪術廻戦】腹違いの妹【五条悟】

第31話 ページ34

悟｢なーにしてんの｣


｢うわ！！！｣


立ち止まって考えていると、背後から突然悟が顔を出した。サングラス越しの六眼がぱちぱちと光を反射する。


｢いつから居たの？｣


悟｢ん、ついさっき。みんな校舎入ってったしAも来なよ｣


思わず声に出ていた先程の言葉は聞こえていたのだろうか。飄々とした態度を見ると何も知らないように見えるが。




そうだ、私が高専に来た理由。


それは悟を殺す為。


だったらなんで、



悟｢A？、おい｣



どれだけ探しても、殺意が見つからないんだ。


静かに溢れたものが頬を伝うまで、私は自分が泣いていることに気づかなかった。


｢っ？、ごめん、ゴミ入ったみたい｣


悟に背を向け、足早に校舎に向かって走る。ドクドクと鳴る胸を抑えて。


殺せと叫ぶ自分を呼び起こしても、殺したくないという生まれて初めての感情が邪魔をする。



どうして、




なんであの人を好きになってしまうの。


＿＿＿＿＿＿＿


原作寄りはここで一旦終わり、ここからやっとまともな恋愛要素を入れていけると思います。大変お待たせしました。

そこで、きっと非力な私一人では十分なストーリーが思い付かないと思われますので(…)、もし読んでくださっている方々の中で読みたいシチュエーション(五条と○○に行く話、1年組と○○する話…etc)などありましたらコメント欄に書いてくださると嬉しいです。
全て組み込むのは難しいかもしれませんが、最大限生かせるよう努力します。


お気に入りや評価、感想コメントなど全て嬉しいです。今後ともよろしくお願いします。

早瀬

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