・ ページ6
時間は10時前。桜の花びらが舞う中、門の前に集まる。
見送り、ということで他の皆も来てくれた。
｢主君、ここは僕達に任せてくださいね！｣
｢うん、頼りにしてるね！｣
｢清光くん、主をよろしくね｣
｢青江もチビ達よろしくね、土産話持って帰ってくるから｣
｢ふふ、それは楽しみだ｣
こんのすけがぽふり、と私たちの前に現れた。
先程まで政府に一度行って、確認をとっていたそうだ。
私がいなければ出陣は出来ないそうなので遠征組の行き先を決め、皆で見送った。
｢それでは、審神者様。端末で政府のコードを打ってください｣
指示されたように政府のコードを入力すると、目の前の門が、少し揺れ動いた感覚がした。きっと場所が変わったということだろう。
｢それじゃ、行ってきます！｣
手を振りながら外へと出た。
私たちの目の前に現れたのは青い空だけだった。
そこに地面はないように見えて、きちんと歩くことが出来る。
政府への行き方はこんちゃんが教えてくれるそうで、先導してくれるそうだ。
｢俺達が出陣するときはここ、夜になってんだよ｣
｢へぇ.......じゃあ政府への道が昼ってことかな｣
｢審神者様の予想は半分正解でございますね！｣
はい、着きました！と言ってこんちゃんの前足が指した方には綺麗な洋風の扉が付けられてい
た。
扉の前にはホログラムがあった。
｢審神者様、本丸コードを！｣
少し長い数字の羅列を並べていく。
最後に0を押すと。取っ手がなかった扉に取っ手がついた。
｢それじゃあ、開けるよ｣
扉を押すと、眩しい光に包まれた。
目を薄目にして、清光と光忠と一緒に1歩前に出る。
そこには、作業する人達と聳え立つ建物。目の前には凄く広い広場のようなものがたっている。工事中だけれど。
｢こんちゃん、ここは？｣
｢はい、ここは政府直属のショッピングモールや広場、万事屋、演練場などを建設しています、いわゆる城下町でございます！｣
｢な、なるほど.......！｣
｢まずは政府本部の近くに建て、後々ですがそれぞれの国に繋げることの出来るように進行中だそうです！｣
後ろを見るとそこにはもうあの扉は無くなっていた。多分そういう仕様だ、ちょっとわくわくしてきた。
｢秋田達も来させればよかったね.......。絶対喜んだろうなぁ｣
｢はは、そうだね。でも今日は政府の仕事だからね｣
｢そうなんだよね...｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 500人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風来(プロフ) - ふわなさん» コメントありがとうございます☺️週1〜2更新という頻度ですがこれからも楽しんでいただけるように頑張りますね！ (2022年6月28日 9時) (
レス) id: 8908671b11 (このIDを非表示/違反報告)
ふわな - とっても面白いです！1から本丸を作るっていう小説を探してたので助かります…！！これからも更新頑張ってください！応援してます！！ (2022年6月27日 12時) (レス) @page15 id: 71a4ce2144 (このIDを非表示/違反報告)
風来(プロフ) - 蝶姫さん» こちらこそ待って頂いて本当にありがとうございます！のんびり更新していきますのでどうぞ楽しみにして頂けると嬉しいです🙏 (2022年6月2日 11時) (レス) id: 8908671b11 (このIDを非表示/違反報告)
蝶姫(プロフ) - 再開ありがとうございます。本当に楽しみにしてました。更新頑張ってください。 (2022年6月2日 9時) (レス) @page11 id: 6ea3febf15 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥(プロフ) - 初めまして！この作品、とっても面白いですね！すぐ好きになっちゃいました！更新頑張ってください！ (2020年2月1日 14時) (レス) id: 9576963819 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風来 | 作成日時：2020年1月6日 19時
