検索窓
今日:3 hit、昨日:5 hit、合計:156,903 hit

出陣 ページ24

目にも留まらぬ速さで遡行軍の元に向かったのは、極でも機動が早い不動と乱。続けて薬研が向かった。


「あはっ、久しぶりに戦えちゃう!誉はぼくが貰っちゃおうかなぁ!

って、ねぇ。そんな攻撃、当たらないよ?

___ボクに攻められたい、のッ?」



「いくら道場で稽古してたからって、きちんと戦うのは久しぶりだからね…。

誉は俺が貰うけど!

そこだ!」


持ち前の機動で太刀、打刀を一体ずつ倒す。
そこまで強いとも言えない相手だ、不動と乱が一体ずつ倒したことにより、4対4となる。


「お二人さん、ここは結界張ってもらってんだ。
それなら、これもいいって訳だ___。

刀装、展開!
投石兵、放て!」


広く張られた結界の中で、薬研の投げた投石は見事に打刀二振りにクリーンヒットし、そのまま消えていった。


私は3人の戦いっぷりを見て、これじゃあ加州達も戦わないと何気にストレスたまるかもなぁ、なんて呑気なことを考えてた。

あれ、3人?と思って隣を見ると、そこにはまだ小夜くんがいた。



「あれ、小夜くん。私の周りは結界はってるし、大丈夫だから出撃してもいいんだよ?」



「ううん、あの残った遡行軍二振り゛は゛あの3人に任せるから。



___ねぇ、隠れていないで出てきなよ。木陰に隠れてる___゛脇差゛。」


その瞬間に蜘蛛のような姿をした脇差が出てくる。
なるほど、小夜くんはこいつがいるから私の元から離れなかった。



「__そこだね。」



木陰にいた脇差の急所を一瞬で狙い、そして刺す。
あっという間に潜んでいた脇差は消えていく。


薬研達の残り2体も倒し終わったようで、こちらに戻ってきた。


「これで、全部みたいだね。」


「怪我はねぇか、大将。 」


「うん、大丈夫。なんともないよ。」


それじゃあ、結界を解くね。
…まって。と小夜が小さく呟いた。

どうした、小夜?と薬研が聞くと、小夜はじっと、私達が先程通った、公園の駐車場の方を見た。


「さっきまで、僕達をつけてた人がいたんだ。結界で1回見えなくなったとはいえ、警戒をしたほうがいい。」



すると不動と乱がなるほど、と何か作戦を立てるように目を合わせた。


「じゃあ、結界を解いた瞬間に、すっごい速さで撒いて逃げればいいんだよね?」

___嫌な予感がする。


「_たいしょ、ちぃと我慢してくれや」

その瞬間ふわりと私の身体が浮いた。いや、薬研が私を所謂お姫様抱っこをして___




「走るよ!!」

・→←5



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (235 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
671人がお気に入り
設定タグ:刀剣乱舞 , 名探偵コナン , クロスオーバー   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

きな - うわああ!更新頑張ってください! (2023年3月24日 10時) (レス) @page26 id: 7405d6c8ca (このIDを非表示/違反報告)
Qたん - どもども!神様ヤッホー★ 更新頑張ってください (2018年11月12日 23時) (レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
風来(プロフ) - ゆきうさぎさん» 指摘ありがとうございます!修正致しました! (2018年6月12日 0時) (レス) id: 211bc7fd97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ(プロフ) - 最後の不動君のセリフの部分ですが、"与えるな"が"与えな"になっていますよ (2018年6月3日 17時) (レス) id: e6f8793f29 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:風来 | 作成日時:2018年5月5日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。