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あの後、誰かわからないけど、警察を呼んでくれたようで、あともう少ししたらこのスーパーに着くという知らせが来た。
(犯人はスーパーで売ってあった紐で両腕と両足をぐるぐる巻に縛られている。)
「ごめんね一期、宗三。迷惑かけて…。」
「いえ、私達がいるにも関わらず、主への配慮が少なかったのは本当の事。
私こそ申し訳ない。」
「いいんですよ一期。
この人に緊張感がなかったことは本当なんですから。」
罪悪感で少しだけ潰れそうだった心を一期がなんとか軽くしてもらったかと思えば、宗三がざくり、と私の心に傷をつける。
「……貴方が傷つくと、心配する奴らがいっぱいいるんですよ。
だから、二度とこんな危ない目に合わないでください。」
「宗三殿、゛心配した ゛と素直に申し上げれば… 」
「ただ僕は小夜が悲しんでいたら嫌なだけですからね!!わかりました!?」
宗三をよく見ると、耳の方がほんのりと赤くなっていた。
私もそこまで鈍くないので、宗三は本当に心配してくれてたようだ。
私が ゛ありがとう ゛と伝えると、2人はふわりと微笑んでくれた。
この子達が欲しかったのは、謝罪ではなく、きっとお礼だったのだとわかった。
___
「__で、俺と薬研、小夜と乱が呼ばれたんだね。」
そう、私はおつかいを頼まれていたので、ポアロに届けなければならない。というか仕事。
でも警察の話によると実際何があった、だとかの聴取をしなくてはいけない、らしい。
私も当然そうだったけれど、「この子はあくまでも今、仕事をしているんです。この子ではなく、そばにいた僕らでもよろしいでしょう?」
と宗三の威圧に負けた警察官が私を見逃してくれた。
じゃあポアロに戻るね〜と言った瞬間に宗三と一期に止められた。
どうしたのと聞けば、「1人にしていたら事件にあいますし護衛がいません!!」
と、言われてしまった。
なので丁度学校終わりの4人に集まってもらった。というわけだ。
「それじゃあ、ぼくたちが守ります。
宗三兄様、あとは宜しくお願いします。」
「えぇ、頼りにしてますよ。小夜
゛先程からこちらを見ているやつに気をつけてくださいね゛」
___
鶴丸「ネクストコナンズヒントー!」
乱「トリプルフェイス!」
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きな - うわああ!更新頑張ってください! (2023年3月24日 10時) (レス) @page26 id: 7405d6c8ca (このIDを非表示/違反報告)
Qたん - どもども!神様ヤッホー★ 更新頑張ってください (2018年11月12日 23時) (レス) id: 1e4cd3bd39 (このIDを非表示/違反報告)
風来(プロフ) - ゆきうさぎさん» 指摘ありがとうございます!修正致しました! (2018年6月12日 0時) (レス) id: 211bc7fd97 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきうさぎ(プロフ) - 最後の不動君のセリフの部分ですが、"与えるな"が"与えな"になっていますよ (2018年6月3日 17時) (レス) id: e6f8793f29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:風来 | 作成日時:2018年5月5日 17時