人形が30。 ページ43
それからつむぎとは少しの間は話しただろう。
今のユニットの話や、ちょっとした昔の話。
他愛のない話かとしれないが、暇潰しにはなるものだった。
「…で、Aちゃんは実家には帰ってないんですか？」
『別につむぎには関係ない話。そっちこそ家の状況大丈夫なの？』
椅子に座り、紅茶部から少し頂いた紅茶を飲む２人。
Aのティーカップの隣にはあの手紙があった。
それに気がついたつむぎは、話がひと段落ついた時に話を切り出した。
「…その手紙、仁兎くんのからですか？」
『聞かれるとは思ってたけどデリカシーないのねつむぎ。』
そう言いながら彼女は小さくため息をつき、そうよと言うように首を縦にふった。
手紙の中身までは聞かれなかった。
『つむぎ、私も』
私が彼に言おうとすれば、Aちゃん。と話を遮られた。
「貴方は、いつまでも彼のお人形じゃなくてもいいんですよ
自分のしたいことを、したらいいと思います。
人生はたった、一度きりなんですから
Aちゃんも、もうわかってるんですよね？」
真面目な顔をして彼は彼女のその目をまっすぐと見つめる。
何分過ぎただろう。いや、もしかするとたった数秒かもしれない。彼女にとってその時間はとても長いものだった。
『…うん、ありがとうつむぎ。
貴方にそんな事言われるとは思ってなかったけど。』
「ふふ、お役にたつことが出来たようで嬉しいです」
彼女は手紙を手に取り、またそれを眺める。
そして1度目を瞑り、心の中を整理したあと、何かを決断したかのよに目をあけた。
『よし、私。
彼らのライブ、行ってみようと思うわ』
1人の少女が動き出したことを、まだ誰もしらない。
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桜光 - すみません私だけかもですけど､絵 が見れない(;・д・) (2019年1月23日 20時) (
レス) id: c1c7fb77d9 (このIDを非表示/違反報告)
kaimo(プロフ) - えぇ、続きはぁー？ (2018年8月2日 16時) (レス) id: 23cc89f77e (このIDを非表示/違反報告)
メイ(プロフ) - いや、完結してないでしょ！夢主ちゃんとなずニャンどうなるねん！ (2018年3月25日 20時) (レス) id: 11a946e9bb (このIDを非表示/違反報告)
蓮城桜2(プロフ) - この感じからしてまだ完結してないのかな？勘違いだったらごめんなさい！更新頑張ってください！ (2017年12月21日 18時) (レス) id: bfea0b4b67 (このIDを非表示/違反報告)
あかりん(プロフ) - おぅふ…いいねー！この時が来るのを待ってましたー！友達もおすすめキてきまーす！ (2017年8月26日 19時) (レス) id: d4b62537e4 (このIDを非表示/違反報告)
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