【HQ】兄弟不平等理論【男主】

# five ページ7

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朝練も終わり、女子に笑顔を振りまきながら教室に向かう

…太一、そんな目で見てくんな




「はーぁ、いいねぇモテる男は」

『んなことないって。俺はお前らといる方が好きだぞ。』

「これだからコイツは…」




呆れている太一と一緒に教室に入ると俺を襲う女子の声


それをのらりくらりとかわしながら自分の席に着く

ちなみに太一は俺の隣の席





『ん？なんだこれ…』




机の端に可愛らしい付箋が貼ってある

こんなのを貼った覚えはないし、そもそもこんな付箋を持っていない


…まあ、要するにそういう事だよな
だから川西くんよ、そんな顔で俺を見ないでほしいかな


お前が昨日、部活終わりに告られていたのを俺は知っているからな




『えーっと？…昼休憩に屋上、か「A！A！Aっ!!!」…なに』

「お、俺の机にも手紙が入ってた…！」

『おー、それはおめでとう。で、なんて？』

「まぁ待てって…」





顔のニヤケを隠しきれない状態で手紙をゆっくりと開いていく太一


…そしてその数十秒後に手紙を開いた状態で固まったまま動かなくなった

え、なにそんな過激な内容だったの？
いやん、川西君ったらぁ〜(裏声)←




ｺﾞﾎﾝｯ、

とりあえずもうめんどくさいから太一から手紙を奪い取る






…これ別に普通の手紙じゃね？

内容的には普通のラブレターと変わらない


が、差出人を見て俺は吹いた









"＿＿＿＿天童覚より"





『ﾌﾞﾊｯ…て、天童さんからｯｗｗてｯｗｗｗおまｗｗｗわろたｗｗｗｗｗｗ』

「…もうやだ……」

『とりまどんまいｗｗｗｗｗｗ』

ｰｰｰ
(実は犯人は白布)

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