# thirtyseven ページ39
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.
主人公side
閉じた目の先からくる眩しい光で目が覚める
ｴｯ、眩しすぎなんだけど、
普通寝てる人がいるとこで電気つける？
目があぁああ痛ぁぁあああい
『…はぁ。』
『ぅいっしょ…っと』
身体の感覚を確認しながら、ゆっくりベッドから降りる
んー、だるおもってとこか
まぁ明日からは練習に戻れる程度だな
とりあえず、若利さんのとこに行ってから宿舎に戻るか
ベッド横の机に置いてあった俺のジャージを手に取った
--
『どこにいるのかな…』
体育館や食堂に明かりは無い
いつもなら自主練中か自主練終わってご飯中なんだけどな
しょうがない、宿舎で誰かに聞くか
そう思って小さくため息をついてから、歩き出したとき
「…で、……なって…＿＿＿」
自販機の所で誰かが話しているのが聞こえた
遠目に見ると、白鳥沢のジャージっぽいのを着ている人達が見える
『ちょうどいいや』
さっきより少し軽くなった体を自販機の方へ進める
少し見えた黒いジャージをただの見間違いだと言い聞かせて。
ちょっとずつ、ちょっとずつ近づいていく
誰も俺には気付いていない
どう脅かしてやろうかな
なんて意地悪そうな笑みを浮かべた時だった
「それで、Aはバレーに戻ってこれたんだ」
…てっちゃんが、そう言うのが聞こえた
全てを察し、足が止まる。
何て言ったら分からない感情が、胸に広がる。
怒り？悲しみ？
どっちでもない。
ダメだ。
抑えきれない。
『ｯテメェなに言ってんだ!!!』
みんなの前に出て、てっちゃんに掴み掛る
驚くみんなの顔なんか気にしてられない
止まらない。
『なに勝手に話してんだよオイ、誰が話せっつった』
『お前がそんなやつだと思ってなかった』
『最悪だよ…なんだってんだみんなしてよぉ!!!』
止まらない俺の口
顔をそむけるてっちゃん
みんなにそんな顔をさせたい訳じゃないのに、溢れ出る感情が止まらない。
『もういいよ。』
そう言い残してその場を去った
終わり
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lemon tea(プロフ) - めっちゃいいとこで終わりますやん.......悲しい....... (2022年9月19日 0時) (
レス) @page39 id: 4be2ebfdd4 (このIDを非表示/違反報告)
名無し(プロフ) - 初コメント失礼します！これからの展開が凄く楽しみでしたが完結してしまっていて残念です、、、これからも応援してます！ (2021年6月9日 20時) (レス) id: cfb7b828ee (このIDを非表示/違反報告)
いおり - 菅原さんと弟くんがこれから、どうなるのか気になります。更新、頑張ってください。 (2020年8月13日 17時) (レス) id: 5ad600b11d (このIDを非表示/違反報告)
霧雨 - すごく面白いです。更新頑張って下さい。応援してます！ (2019年8月26日 20時) (レス) id: 6335ea7698 (このIDを非表示/違反報告)
sakuya(プロフ) - 久しぶりに読み返しました！気になるところで止まっていて、とても気になります！！更新待ってます！ (2019年8月15日 23時) (レス) id: 251273f07f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：囃子もやし | 作成日時：2017年2月5日 12時
