第54話 ページ11
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洸「 ここを抜ける…? 」
ボスが怒っていた理由。
それは
一人の男が組を抜けたい、ということだそう。
洸「 なんで、そんなに怒るんすか? 」
「 あたりまえだろ!!??俺んとこに、俺の元に来たくて入ったくせによう
家族が出来たから抜けさせてください?ふざけんな!!! 」
あぁ…そういうことか。
俺には分からない感情だな。
「 俺は認めねぇからな? 」
「 お願いします…!俺を抜けさせてください… 」
土下座までして謝っているソイツ。
洸「 ねぇボス…そんなやつ、ほっといたらいいんじゃね? 」
俺は机の上に足を乗せる。
洸「 抜けたきゃ抜ければいい。裏切り者を、近くに置いとくほうが気分悪くね?
まぁ俺には理解できない感情だがな。
居場所をくれたやつのとこを捨てるだなんて 」
俺は意地悪そうに笑みを浮かべ自室に戻った。
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数日後、その男は組を抜けたらしい。
なーんか、そのこと以来ボスが俺になついてる。
「 洸〜聞いてんの〜?泣くよ〜?笑 」
洸「 あ〜すみません 」
ほら今日も俺は首輪を付けられて、それに繋がった鎖をボスが持ってる。
正直、俺もここを出たいけどな…
でも出ても行くとこねぇしな…
「 おい。本当に聞いてんのかッ! 」
洸「 ぅあッ!? 」
ボーッとしすぎて急に首輪に繋がった鎖を引っ張られた。
洸「 ッけほ…ごめ、なさ…ッあ…っは…! 」
「 チッ… 」
ジャラと床に落ちる鎖。
逃げるなら今だ。けど力が入らない。息が上手く吸えない。
洸「 っはー…は…げほっげほっ、ぅ…はっ、は… 」
目の前がクラクラする。気持ち悪い。
俺は床に体重を預け瞼を閉じた。
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そあた(プロフ) - 絢☆さん» とても嬉しいです!ありがとうございます!!! (2018年3月7日 7時) (レス) id: c208887135 (このIDを非表示/違反報告)
絢☆ - いつも楽しく読ませてもらっています!自分の中でこの作品は名作と勝手ながら思っています!これからも頑張ってください! (2018年2月17日 3時) (レス) id: 12fca75d2a (このIDを非表示/違反報告)
そあた(プロフ) - 悪魔黒猫さん» ありがとうございます〜!! (2017年7月17日 18時) (レス) id: c208887135 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔黒猫 - すごい面白いし、読んでいて楽しいです!更新頑張ってください! (2017年7月17日 16時) (レス) id: d4e13feb15 (このIDを非表示/違反報告)
そあた(プロフ) - 小学博士ナノです〜〜!さん» 嬉しいです!! (2017年6月26日 22時) (レス) id: c208887135 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そあた | 作成日時:2017年5月22日 20時