第44話 ページ1
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次の日、俺は首輪を外してもらえずそのままリビングっぽいところに向かわされた
「 よぉ〜洸〜 」
1番ガタイがいいやつはボスらしい。
洸「 おはようございます… 」
俺は空いてる席に座り机の上の朝食を食べる
「 なぁ洸、今日は仕事か〜? 」
洸「 …学校が終わってから 」
「 そうか〜仕事が終わればすぐ帰ってこいよ〜?笑 」
洸「 言われなくても帰ってくる。
…ごちそうさまでした 」
俺は鞄を取りに部屋に戻る
洸「 首輪ってつけたまんまなのか… 」
リビングに再び戻るとボスに話しかける
洸「 あの…首輪ってつけたままなんすか…? 」
「 そうだな〜…嫌なら外していいぜ〜?ここ以外ではな 」
洸「 ありがとうございます… 」
ボスは鍵を持ってきて俺の首輪を外す。
久しぶりに楽になった首。
洸「 いってきます… 」
ゆっくり、ゆっくりと学校へ足を進める
「 おはよ〜 」
洸「 !?ッあ…お、おはよう泉… 」
泉「 なにさ〜?なんかあったでしょ? 」
絶対に言えない。刺青があるなんて口が避けても言えない。
それに昨日知ったことだがアイツらはヤクザの組らしい。
そんなのに幼なじみを大切なやつを巻き込みたくない。
洸「 なんもねぇよ笑 」
泉「 なんか…口調変わった? 」
洸「 そ、そう…? 」
泉「 荒々しくなった 」
洸「 そりゃ年取るもん、大人に近づくし 」
泉「 ふぅ〜ん… 」
正直、俺はビクビクして怖かった。
泉にバレるんじゃないかって、
こんな俺とは仕事しないって友達じゃないって言われるんじゃないかって。
それに回りの視線が怖かった。
カッターシャツの下にタートルネックを着てたから、
バレることはないが季節が季節だから違和感がある。
そのせいで余計に視線が集まる。
回りが見れなくなる。
洸「 …ッ…はっ…は…はー… 」
泉「 ?ちょっと真っ青じゃん。大丈夫? 」
泉の手が俺に触れる。
バシッ
泉「 えっ…洸…? 」
洸「 !!あ、いや、その、わりぃ……
ごめん…なっくん…一人になりたい…!! 」
泉「 え!?ちょっと!!洸!?…はぎくん!!!! 」
俺はなっくんの手を振りはらい走り出した、
行く宛もなく。
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そあた(プロフ) - 絢☆さん» とても嬉しいです!ありがとうございます!!! (2018年3月7日 7時) (レス) id: c208887135 (このIDを非表示/違反報告)
絢☆ - いつも楽しく読ませてもらっています!自分の中でこの作品は名作と勝手ながら思っています!これからも頑張ってください! (2018年2月17日 3時) (レス) id: 12fca75d2a (このIDを非表示/違反報告)
そあた(プロフ) - 悪魔黒猫さん» ありがとうございます〜!! (2017年7月17日 18時) (レス) id: c208887135 (このIDを非表示/違反報告)
悪魔黒猫 - すごい面白いし、読んでいて楽しいです!更新頑張ってください! (2017年7月17日 16時) (レス) id: d4e13feb15 (このIDを非表示/違反報告)
そあた(プロフ) - 小学博士ナノです〜〜!さん» 嬉しいです!! (2017年6月26日 22時) (レス) id: c208887135 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そあた | 作成日時:2017年5月22日 20時