片目を奪われた少女は時空を越える＜イナクロ＞ (ページ42)

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番外編 *ホーリーロード後ページ42

お久しぶりです。本当にスミマセン。ワタシのペースで頑張ります。
こんなに話進めるの難しかったっけ。
リハビリと、あまりAさんと剣城の絡みがないので番外編です。
2022/5/12 そあた

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ホーリーロードも終わり
本当の事を知ったAが剣城と想いをぶつけるお話。

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A「ねぇ、つる……京介」

剣城「なんだ？」

A「ほんとに終わったんだよね？僕もう何も勘違いしてないよね？」

雷門中から剣城の家へ向かう帰路でAは足を止めた

剣城「あぁ何も勘違いしていない。今この現実は事実そのものだ」

A「なんか実感なくて……… 」

そっとAの手を取る剣城

剣城「俺も同じだが、こうしてAと一緒に入れることが嬉しくて幸せで堪らない」

顔に熱が集まるAをみて、微笑む剣城

剣城「 A、もう一度言わせてくれ。
俺はAの事が好きだ。
どんな時も強くて、優しくて、明るくて、
少し泣き虫で強がりな部分もあるけど、
全部全部俺の大好きなAなんだ。

本当に遅くなって悪い。…………俺と付き合ってくれませんか？」

夕日に照らされる剣城の顔は男らしく格好よいものだった

A「僕も大好きです。…………まだ、そのえっと、
前の距離感を思い出せなくてちょっとぎこちないかもしれないけど
けど！京介を想う気持ちは、大好きな気持ちは変わらないから！
その…………えっと、あの…………彼女に、して……ください………… 」

剣城「ありがとう」

優しくAを抱き締める剣城

剣城「夢なんかじゃないよな」

A「さっき京介が、この現実は事実だって言ったじゃん夢じゃないよ」

剣城「そうか…………お前といるとこんなにも幸せになれるんだな」

Aの唇にキスを落とす

A「こ、公共の場……！！！てか！ホーリーロードのときもあんなところでしないでよ！！！」

思い出したかのように更に真っ赤になるA

剣城「全国のやつに、Aは俺のものだって示しとかないと駄目だろ？」

A「ｯ//…………ばーか！！！！」

剣城「イッテ!!? 」

でこぴんを食らわせたAは剣城の手を取り絡める

A「ありがとうね、僕を取り戻してくれて」

剣城「当たり前だろ」

A「大好き」

剣城「そうだなぁ………俺は愛してる」

二つの影は仲良く揺れていた