歌い手様が体調不良のようです。

【そらまふ】 過労4 ページ3

眠りについてから17時間後、まふはやっと目をさました。
無理をしていたのかまふまふの家のゴミ箱にはカロリーメイトやゼリーしか入っていなかった。
もちろんのこと冷蔵庫なんて空っぽで、買ったばっかりなのかと思うくらいにはやばかった。

「………そあう、さん？」
「ん、起きた？」
「い、いま何時れすか？」

起きて第ニ声が「今何時ですか」って…と嫌な予感を隠しつつまふまふの様子をうかがうとまふはふらふらとたちあがって

「やらなきゃ……」

とパソコンに歩いていった。
もちろんベッドに押し戻したけど。

「…ちょ、そらるさん」
「はい病人はお休みなさーい」
「病人じゃないです、離してくだ…」
「倒れるまで仕事されてもこっちが困るの」

びくっと肩を揺らして急に涙目になるまふ。
少し言い方が強すぎたかも知れない。

「まふまふが倒れたら悲しむ人が沢山いるでしょ？だから仕事なんかよりそっちが優先」
「…でも」
「はい、お休み」

まふは納得のいかないというような顔をしていたけれど渋々といった感じで寝てはくれた。

まふまふが寝てからこっそり俺はラインを開く。ぴんどめしてあるので一番上にあるまふのトーク画面を開きこう送った。

「よく頑張ったね、お休み」

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